会話のネタ帳アプリのインセプションデッキ-どうやってやるのか編
はじめに
会話のネタ帳アプリのインセプションデッキ-なぜやるのか編の続きです。
前回が「なぜやるのか?」に答えるものだったのに対し、今回は「どのようにやるのか?」に対して答えるものになっています。
作ったインセプションデッキはこちら
わかったから早く見せて!というひとはこちらをどうぞ。
解決案を描く
アーキテクチャの外観を描く感じです。
そうすると、どこに問題が起きそうか予想がついたり、顧客の期待感をマネジメントできたりするようです。
Flutterでアプリを作成することで、Android版とiOS版を両方対応しようと思います。
ソースはGithubで管理し、actionsを用いてテストをしたり、パッケージを作ったりします。
データは一時的にローカルとクラウドの両方に置きます。
ただし…今回はiOS、データのクラウド保存はやらない方針です。
夜も眠れない問題
開始前に起こるかもしれないリスクについて考えて、まとめます。
アーキテクチャも眺めたりすると、そこからも出てきたりしてよかったです。
あと、問題を考えておくと、ざっくりですが、どうしようかという方針も自然に出てきました。
期間を見極める
マスターストーリーリストを作って、それらを大中小の3種くらいで見積もり、各サイズがどれくらいかかるだろうと仮説を立てて、完了日を予想します。
ここでは…学習時間を1ヶ月、その後1ストーリー1週間くらいで作れると仮定しました。
何を諦めるのか
荒ぶる四天王の品質、コスト、スコープ、時間がいますが…それらをすべて固定することはできません。では、不測の事態ではどれから諦めますか?ということを決めておきます。
このプロジェクトでは…時間は割と自由が効くのでそこからなんとかします。スコープは調整できそうなら調整するかも。コストは…イジりようもないような気もしますが、テストは絶対やるのでこの順番でしょうか。
何がどれだけ必要か
ここでは自由にほしい役割と人材を何人ほしいか考え、それに合わせて期間を調整すると、プロジェクトのかかる費用は概ね人件費なので、費用が求められます。
このプロジェクトは自分ひとりだけでタダ働きなので、Play Storeの開発者登録料の25ドルのみ…!
最後に
こうしてインセプションデッキを書いてきたわけですが、本で読むだけと違いますね。
「解決策を描く」で描いたアーキテクチャの概観から、「夜も眠れない問題」でのリスクが考えやすくなったりして、実際のプロジェクトでもきっちり書いたら効果がありそうな気持ちになりました。
しかしこれを書いている間中、自分の気持的にも「とっととやろうぜ」という圧力が凄まじかったです。この逸る気持ちを抑えて、開発期間中も、定期的に進捗報告をしながらリズムでやっていきたいと思います。
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