AdMob利用時の「Appのプライバシー」の入力方法虎の巻
Appのプライバシーを入力する
App Store Connectにアクセスすると、下記のように「Appのプライバシー」というメニューが表示されるようになりました。
2020年12月8日より、新たにアプリを公開したり、アプリのアップデートを行う際には、この「Appのプライバシー」を必ず記入する必要があります。
アプリの広告収益にAdMobを使用している場合は、自分でアプリからデータを収集していない場合でも、AdMobによって収集されるデータが存在します。
AdMobのSDKによって収集されるデータとその使用方法に関する説明はこのリンクに書かれています。
IP アドレス: デバイスのおおよその位置の推定に使われる場合があります。
ユーザーに関連しないクラッシュログ: 問題の診断と SDK の改善に使われる場合があります。診断情報は、広告掲載や分析の用途でも使われる場合があります。
ユーザー関連のパフォーマンス データ(アプリの起動時間、ハングアップ率、エネルギー使用量など): ユーザー行動の評価、サービスの既存機能の有効性の把握、新機能のプランニングに使われる場合があります。パフォーマンス データは、広告表示(広告を表示する他の当事者とのデータ共有を含む)にも使われる場合があります。
デバイス ID(デバイスの広告 ID やアプリ内限定のデバイス ID など): 第三者による広告配信と分析の用途で使われる場合があります。
広告データ(対象ユーザーに表示された広告など): 分析機能や広告向け機能の遂行のために使われる場合があります。
ユーザーとサービスとの接点情報(アプリ起動のタップ数、動画再生回数など): 広告掲載の成果改善のために使われる場合があります。
この内容をApp Store Connectに含める必要があります。
記入しましょう。
はじめに
[Appのプライバシー]をクリックすると、以下の画面が表示されるので[はじめに]をクリックします。以降、スクリーンショットは後で問題になるといけないので割愛します。
データ収集
アプリからデータを収集しているかどうかを尋ねられます。AdMob SDKでは、ユーザーに関するデータを収集するため、「はい」と答える必要があります。
データ収集内容の概要設定
次に、収集しているデータの具体的な事例が列挙されます。AdMobは収集したデータをサードバーティー広告と追跡に使用するため、以下の項目にチェックを入れて[保存]をクリックします。
(各自のアプリでその他収集している情報があれば当然チェックを入れてください。)
- 位置情報
- おおよその場所
- ID
- デバイスID
- 使用状況データ
- 製品の操作
- 広告データ
- 診断
- クラッシュデータ
- パフォーマンスデータ
保存が終了すると、Appのプライバシーのページに、収集したデータタイプの概要と各データタイプを設定するための画面が表示されます。ここからさらに収集するデータの詳細を設定していく必要があります。
データ収集内容の詳細設定
各データタイプで、収集されるデータがどのように使用されるかを入力する必要があります。大きく以下の3つに分かれています。
- その情報の収集目的(選択肢は以下)
- 「サードパーティ広告」
- 「デベロッパの広告またはマーケティング」
- 「アナリティクス」
- 「製品のパーソナライズ」
- 「Appの機能」
- 「その他の目的」
- その情報がユーザー情報に関連づけられるかどうか(「はい」「いいえ」)
- その情報がトラッキング目的で収集されるかどうか(「はい」「いいえ」)
それぞれのデータタイプについて以下を選びます。
おおよその場所
- その情報の収集目的
- 「サードパーティ広告」
- その情報がユーザー情報に関連づけられるかどうか
- 「はい」
- その情報がトラッキング目的で収集されるかどうか
- 「はい」
デバイスID
- その情報の収集目的
- 「サードパーティ広告」
- その情報がユーザー情報に関連づけられるかどうか
- 「はい」
- その情報がトラッキング目的で収集されるかどうか
- 「はい」
製品の操作
- その情報の収集目的
- 「サードパーティ広告」
- その情報がユーザー情報に関連づけられるかどうか
- 「はい」
- その情報がトラッキング目的で収集されるかどうか
- 「はい」
広告データ
- その情報の収集目的
- 「サードパーティ広告」
- その情報がユーザー情報に関連づけられるかどうか
- 「はい」
- その情報がトラッキング目的で収集されるかどうか
- 「はい」
クラッシュデータ
- その情報の収集目的
- 「サードパーティ広告」
- その情報がユーザー情報に関連づけられるかどうか
- 「いいえ」
- その情報がトラッキング目的で収集されるかどうか
- 「はい」
パフォーマンスデータ
- その情報の収集目的
- 「サードパーティ広告」
- その情報がユーザー情報に関連づけられるかどうか
- 「はい」
- その情報がトラッキング目的で収集されるかどうか
- 「はい」
基本的には
- 「サードパーティ広告」
- ユーザーに関連づけられられる
- トラッキングされる
を選んでおけば良いかと思います。(クラッシュデータだけユーザーにリンクされないけど別にリンクされたと回答しても厳し目に回答しているから問題はないかと)
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