Microsoft Graph Toolkit (MGT) が廃止になります

Microsoft Graph Toolkit (MGT) は Web Components を使って Microsoft Graph を呼び出すための機能です。Web Components は HTML にカスタム要素を追加するための HTML Living Standard の仕組みです。Microsoft Graph Toolkit を使用するとノーコードで Microsoft Graph の呼び出しができ、開発の生産性が飛躍的に向上することが期待されていました。しかし、以下の記事で Microsoft Graph Toolkit は廃止されることがアナウンスされています。

https://devblogs.microsoft.com/microsoft365dev/microsoft-graph-toolkit-retirement?WT.mc_id=M365-MVP-5002941

廃止の理由としてはエコシステムとして不十分であったことが挙げられています。Fluent UI と Microsoft Graph SDK の組み合わせのほうが利用されており、機能として重複しているところが原因のようです。

オープンソースとしては維持されますが積極的なアップデートはされなくなります。もし利用している場合は Microsoft Graph SDK への移行を検討してください。