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Copilot コネクタを使って GitHub を Microsoft 365 Copilot から検索する

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はじめに

Microsoft Build 2025 で Microsoft Graph コネクタが Copilot コネクタに名称変更されました。合わせて多数の新しい標準 Copilot コネクタが追加されています。今回はその中の GitHub Cloud Knowledge コネクタを使う方法を解説します。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoftsearch/github-connector

実行手順

操作は Microsoft 365 管理センターから行います。これまで Microsoft Graph コネクタは 設定 - 検索とインテリジェンス - データ ソース から行っていました。現時点では実際にアクセスすると Copilot コネクタに変更されたというメッセージが表示されます。

Copilot コネクタを管理する をクリックするか Copilot - コネクタ に移動します。自分のつながり - 接続の追加 をクリックします。

ギャラリーは新しくなっておりカテゴリ別になっています。今回は GitHub Cloud Knowledge を選択します。GitHub では以下のコネクタを利用できます。

  • GitHub Cloud Knowledge
  • GitHub Cloud Issues
  • GitHub Cloud Pull Requests
  • GitHub Server Knowledge
  • GitHub Server Issues
  • GitHub Server Pull Requests

GitHub Cloud Knowledge は GitHub リポジトリのマークダウンやテキスト ファイルを検索対象にします。

認証の方法は GitHub アプリ (ユーザーの代理)GitHub アプリ の 2 種類あります。GitHub アプリの登録手順は上記の Microsoft のドキュメントに詳しく掲載されているのでここでは割愛します。今回は GitHub アプリ (ユーザーの代理) で進めます。クライアント IDクライアント シークレット を入力して 認可 をクリックします。

ダイアログが表示されるので GitHub にログインします。

GitHub アプリへの接続を承認します。

作成 が有効になっているのでクリックします。

コネクタが作成され GitHub へのクロールが開始されます。クロールは時間がかかるため完了するまでしばらく待つ必要があります。

クロールが完了した後、Microsoft 365 Copilot 検索から GitHub のナレッジを検索できるようになります。従来の Copilot 検索ではキーワードによる検索が可能です。

新しい Copilot 検索ではセマンティック インデックスによる検索が可能になります。

おわりに

Copilot コネクタの登場により、Microsoft 365 Copilot から GitHub のナレッジをシームレスに検索できます。これにより、組織内での情報共有の効率が大きく向上します。今後も新しいコネクタや機能追加が予定されているため、最新情報をチェックしながら活用していきましょう。

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