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Microsoft 365 Copilot のプラグインの開発者モードを有効にする

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はじめに

Microsoft 365 Copilot のプラグインをデバッグしていると、思った通りの結果が出ない場合に原因を探るのは困難です。そのため、Microsoft 365 Copilot には開発者モードが提供されています。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/extensibility/debugging-copilot-plugin?WT.mc_id=M365-MVP-5002941

実行手順

開発者モードを有効にする方法は簡単です。チャットに -developer on と入力すると有効になります。

新しいチャットを開いても、開発者モードは引き継がれます。

実行結果

まず、プラグインを呼び出さないメッセージを試します。パスワードを忘れました と入力します。この例では、プラグインのコンテキスト情報が渡されないため、Copilot の持つ情報で回答されます。

回答には開発者向けの情報が追加されています。詳細を開くと、プラグインがどのように呼び出されたかを確認できます。この場合、有効なプラグインと認識はされていますが、適合しなかったため実行されなかったことがわかります。

次に ヘルプデスク パスワードを忘れました と入力します。ヘルプデスク がプラグインを認識させるためのキーワードです。回答は先ほどとは異なる結果が返ってきます。

開発者向けの情報を見ると、プラグインが実行されていることがわかります。ステータスコードも確認できるため、API でエラーになった場合なども原因の追跡が簡単になります。

おわりに

-developer off と入力すると無効にできます。

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