初期チェックを満たしているのに削除できないテナントがある
テナントの削除をすることがよくあるのですが、ほとんどの場合は成功するものの、たまに削除できないことがあります。
ポータルのエラー メッセージは以下です。
テナント {{tenantname}} を削除できません。ポータル内で一部のエンタープライズ アプリケーションを削除できない既知の問題があります。詳細と手動のトラブルシューティング手順については、通知をクリックしてください。
内部のエラー メッセージは以下です。
[PS1PEPF000071C3]Company {{tenantid}} has non-deleted assigned plans with subscribedPlanId {{guid}}, and thus subscriptions. Please remove all subscriptions before deletion.
これは、Azure サブスクリプションを別のテナントに移動して、移動元のテナントを削除しようとすると発生します。サポート ブログにもサポートされないという記載があります。
なお、Azure のサインアップ時に自動作成された Azure AD テナント (既定のディレクトリ) やセルフサインアップ テナントについては削除が想定されていません。そのディレクトリはもう利用することはないという場合には、そのディレクトリから一名の管理者を除く他のすべてのユーザーを削除する方法で対応ください。テナントは残りますが、実質的に利用できない (利用しても意味のない) テナントとなりますので、削除と同等の結果になります。
Azure サブスクリプションはテナントで移動できるのに、何かしらの紐づけが残っているのは気持ち悪いですが、そういうものと諦めるしかなさそうです。Azure サブスクリプションを削除すればテナントも削除できるようになるはずです。Azure サブスクリプションを使っている間は上記の方法で放置するしかないですね。
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