Teams アプリで Copilot for Microsoft 365 プラグインを有効にするための要件
Copilot for Microsoft 365 プラグインを開発することになったときに、2 種類の方法を選択できます。
- Copilot Studio (かつての Power Virtual Agents) を使用したプラグイン
- Teams メッセージ拡張機能アプリを使用したプラグイン
どちらを選択するべきか、という議論には触れませんが、前者は市民開発者向け、後者はプロ開発者向けと考えることができます。Microsoft 365 開発者としては考えるまでもなく後者の Teams アプリを選択することでしょう。Teams アプリの中でもメッセージ拡張機能は知名度が低いですが、中身は Microsoft Bot Framework なので、ボット開発経験があれば馴染みがあるはずです。
マニフェストに composeExtensions
が含まれるアプリはインストールするときに Copilot プラグイン が有効になっていることが確認できます。このときに Copilot プラグインを有効にするための特別な設定は必要ありません。
一部のアプリではメッセージ拡張機能が有効になっているにもかかわらず Copilot プラグイン が有効になっていないものもあります。
これはマニフェストのバージョンが古い場合 (1.12 以前) に発生します。1.13 以降は Teams アプリは統合アプリ (Teams だけではなく Outlook などほかの Microsoft 365 サービスでも実行できるアプリ) として認識されるため、Copilot プラグインとして利用できます。
新規でアプリを作成するときはまず問題ありませんが、既存のアプリを Copilot プラグインにする場合は最新のバージョンにアップグレードしましょう。また正しく Copilot からプラグインを呼び出させるためのガイダンスもあります。説明やサンプル プロンプトを含めないとプラグインを有効にしても呼び出されないので注意してください。
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