Power Platform + Microsoft Azure で SharePoint のサイト作成フォームを作ってみる
はじめに
2020/01/31 開催の Power Apps でローコーディングな勉強会 #12 に参加しました。
この勉強会で作成したアプリについて紹介します。
実行手順
アプリの概要は、Power Apps から SharePoint のサイト コレクションを作成する ものです。SharePoint のサイト コレクションは、GUI で作成する以外では PowerShell または CSOM (C#) で作成できます。今回は Azure Automation で PowerShell を実行し、サイト コレクションの作成を実現しました。
Azure Automation
事前準備として、Azure Automation で SharePoint Online Management Shell を利用するため、モジュールをインストールする必要があります。モジュールはギャラリーから検索してインストールできます。
次に Runbook を作成します。事前に用意した資格情報で接続し、New-SPOSite を実行するだけのシンプルな内容です。
Power Apps
Azure Automation に渡す情報を入力するフォームを作成します。時間の都合上、バリデーションなどのチェックは入れていません。こういった場合のバリデーションはどのように実装するのがよいのでしょうか。Power Apps のスキル不足を感じました。
Power Automate
Power Apps で入力後、ボタンをクリックしたときに動作する Power Automate を定義します。ここでは、Power Apps から受け取ったパラメーターを Azure Automation に渡すだけのシンプルなフローです。
実行結果
実行すると、サイト コレクションが作成されていることが確認できます。
おわりに
今回は Power Automate で Azure Automation を呼び出すだけの構成でした。しかし、承認フローを追加したり、作成後にメールや Microsoft Teams へ通知する機能を付与したりと、さまざまな拡張が可能です。また、Power Automate から Azure Automation を呼び出すテクニックは他の場面でも応用できるため、ぜひ活用してみてください。
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