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SharePoint 2019 で SharePoint 2013 ワークフローを使用できるようにする

に公開

はじめに

arePoint Online であれば Flow が使えますが、オンプレミスの SharePoint 2019 の場合は、まだまだ SharePoint ワークフローを利用する機会が多いです。また、標準で使える SharePoint 2010 ワークフローよりも、柔軟なワークフローを開発するために、SharePoint 2013 ワークフローを使いたい場合も多いです。SharePoint 2019 でも SharePoint 2013 ワークフローはサポートされていますが、主に Workflow Manager のインストール手順が少し異なりますので、確認します。

実行手順

Web Platform Installer のインストール

Workflow Manager をインストールするためには、まず Web Platform Installer をインストールする必要があります。

https://www.microsoft.com/web/downloads/platform.aspx

Workflow Manager 1.0 のインストール

Web Platform Installer を起動し、Workflow で検索すると Workflow Manager 1.0 が表示されます。これをインストールします。インストール後、構成を求められますが、ここではいったんキャンセルします。また、Web Platform Installer も終了します。Web Platform Installer はインストールの依存関係の情報を起動時にしか読み込まないため、この手順が必要です。

Service Bus 1.0 CU1 のインストール

Workflow Manager 1.0 をインストールすると、同時に Service Bus 1.0 もインストールされますが、CU が公開されているため、これもインストールします。Web Platform Installer を起動し、Service Bus で検索すると Service Bus 1.0 CU1 が表示されるので、これをインストールします。インストールが終わったら Web Platform Installer を終了します。

Workflow Manager 1.0 CU5 のインストール

次に Workflow Manager 1.0 CU5 をインストールします。Web Platform Installer を開き直していればエラーは発生しません。依存関係でエラーが発生する場合は、Web Platform Installer を終了してから再度起動したかどうかを確認してください。

Workflow Manager の構成

ここまでインストールできたら、Workflow Manager を構成します。Workflow Manager の構成でエラーが発生する場合、正しく CU が適用されていない可能性があります。

あとは Register-SPWorkflowService コマンドレットを実行して SharePoint Server にワークフローを登録します。この手順は SharePoint 2013 と変更ありません。

https://shanqiai.weblogs.jp/sharepoint_technical_note/2013/02/sp2013-workflow-manager-1-installation.html

おわりに

CU をインストールする手順は意外に複雑です。インストールの順番と、Web Platform Installer をインストールごとに終了して再起動することを忘れなければ、トラブルなく構築できます。

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