SharePoint Framework 1.5 が公開されました

に公開

2018/06/05 に SharePoint Framework 1.5 が公開されました。

https://devblogs.microsoft.com/microsoft365dev/announcing-sharepoint-framework-version-1-5-new-tools-and-a-beta-preview/?WT.mc_id=M365-MVP-5002941

機能追加として、パッケージ マネージャーとして npm の他に pnpm と Yarn が利用できるようになりました。これにより、プロジェクト作成時の時間と容量を節約できます。簡単にベンチマークを取得した結果は以下のとおりです。

npm pnpm Yarn
処理時間 (1 回目) 238,031 ミリ秒 192,647 ミリ秒 240,827 ミリ秒
処理時間 (2 回目) 207,439 ミリ秒 95,366 ミリ秒 129,975 ミリ秒
処理時間 (3 回目) 212,534 ミリ秒 103,512 ミリ秒 141,791 ミリ秒
使用容量 338 MB 314 MB 365 MB

Yarn は msi または chocolatey によるインストールが必要ですが、pnpm は npm からインストールできます。手軽さを考慮すると、pnpm の利用が便利です。

また、プレビュー機能を評価するための plusbeta オプションが追加されました。これにより、通常はプレビュー機能が含まれず、Yo で plusbeta オプションを指定した場合のみ利用できます。ただし、これまでプレビューとして公開されている機能(MSGraphClient など)を利用する場合、plusbeta オプションは不要です。

さらに、プレビュー機能として Dynamic Data が追加されました。これはクラシックの Web パーツ接続に相当し、Web パーツ間でインタラクティブなデータのやり取りが可能です。サンプルとして、リスト アイテムを選択するとリスト アイテムの詳細情報と地図を連動して表示する Web パーツが紹介されています。

https://github.com/SharePoint/sp-dev-fx-webparts/tree/master/samples/react-events-dynamicdata

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