💻

SharePoint Framework 1.5 が公開されました

2022/01/01に公開

2018/06/05 に SharePoint Framework 1.5 が公開されました。

https://devblogs.microsoft.com/microsoft365dev/announcing-sharepoint-framework-version-1-5-new-tools-and-a-beta-preview/?WT.mc_id=M365-MVP-5002941

機能追加としては、パッケージ マネージャーとして npm のほかに pnpm と Yarn が使えるようになりました。これによりプロジェクトを作成するときの時間と容量を節約することができるようになりました。軽くベンチマークをとったところ以下のような感じでした。

npm pnpm Yarn
処理時間 (1 回目) 238,031 ミリ秒 192,647 ミリ秒 240,827 ミリ秒
処理時間 (2 回目) 207,439 ミリ秒 95,366 ミリ秒 129,975 ミリ秒
処理時間 (3 回目) 212,534 ミリ秒 103,512 ミリ秒 141,791 ミリ秒
使用容量 338 MB 314 MB 365 MB

Yarn は msi または chocolatey によるインストールが必要ですが、pnpm は npm からインストールできます。お手軽さを考えると pnpm ですかね。

また、プレビュー機能を評価するための plusbeta オプションが追加されました。これにより、通常はプレビュー機能は含まれず、Yo で plusbeta オプションを指定した場合のみ利用できるようになります。ただし、これまでプレビューとして公開されている機能 (MSGraphClient など) を使う場合は plusbeta オプションは必要ありません。

そして、プレビュー機能として Dynamic Data が追加されました。これはクラシックの Web パーツ接続に相当するもので、Web パーツ同士でのインタラクティブなデータのやり取りを行うことができます。サンプルとしてリスト アイテムを選択するとリスト アイテムの詳細情報と地図を連動して表示する Web パーツが取り上げられています。

https://github.com/SharePoint/sp-dev-fx-webparts/tree/master/samples/react-events-dynamicdata

Discussion