生成AIで1枚の写真からフィギュアの3Dデータ生成して3Dプリントするまで

しぶちょーさんの音声配信の「画像から3Dモデル生成 x 3Dプリンタ =最&高!!」が面白そうだったのでやってみました。
音声配信を聞けば大体やり方は分かるのですが、最短でできそうなやり方を自分ためにメモ的に残しておきます。
なお、有料サービスも使います(数回は無料で生成できます)。また利用規約などは、各サービスの規約を確認するようにしてください。
フィギュアを生成する方法
以下3ステップでできます。1つ1つ説明していきます。
- Google AI Studio(Nano Banana)で1枚の画像から複面投影した図を出力
- Hitem3Dで複面投影図から3Dデータを生成
- 3Dデータを3Dプリント
Google AI Studio(Nano Banana)で1枚の画像から複面投影した図を出力
Google AI Studioで複面投影した図を出力します。
Google公式プロンプトを参考にプロンプトを作成しました。正面図は以下です。
Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, front view only, in a realistic style, isolated on a plain background. The figurine has a round transparent acrylic base, with no text on the base. Show only the figurine, with no other objects or environment visible.
以下みたいな感じで生成できます。
元画像(からあげ先生)

生成画像

あとは、back view、right view、left viewってお願いすれば複数投影図を生成できます。
Hitem3Dで複面投影図から3Dデータを生成
Hitem3Dというサービスで、Multi-view to 3Dから、画像をアップロードしてGenerateします。複数回は今のところ無料で出力できます。

stl形式を選択して、エクスポートします。

3Dデータを3Dプリント
ここまで来たら後は簡単ですね。ご家庭にある一般的な3Dプリンタで3Dプリントします。
おすすめは「Bambu Lab A1 mini」です。プリントの仕方などは以下記事参照してください。
横に寝かした状態で、サポートをつけて出力しています。

3Dプリントの様子


できあがり。小さめのサイズなので30分程度で出力できました。

追記:4倍に拡大したサイズでもプリントしました。4時間くらいかかりました。縦向きで印刷しています。

まとめ
手軽に1枚の画像からフィギュアとして3Dプリントできる方法についてまとめました。
以前Nano Bananaでフィギュア画像を出力して「3Dプリントしたいなー」と言っていたら、2週間後には手軽に3Dプリントできるようになっている…このスピード感は凄いですね。
大きなフィギュアプリントして、塗装とかするのも楽しそうだなと思っています。
ただ、Google AI Studioはかなり無料で使えますが、Hitem3Dは基本有料サービスで制限厳しいのがネックですね。ここらへんも全部OSSでローカルで動かせるようになったら、大量にフィギュア作って遊べそうなので、物足りなくなってきたら無料で大量に出力できる方法も探してみたいと思います。
参考リンク
変更履歴
- 2025/09/24 4倍のサイズでのプリントについて追記
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