画像処理ツール「Image-Processing-Node-Editor」インストール方法
Image-Processing-Node-Editorとは
素敵な画像処理ツールです。詳しくは作者の高橋かずひとさんの以下ブログ記事参照ください。
OSSとしてGitHubで公開されています。
インストール方法、色々な入れ方があって、READMEにまとまっています。
慣れている人はすぐ入れられると思いますが、初心者向けの補足を兼ねて、個人的にメモを残しておきます。
インストール方法
前提としてOSはWindowsのWSL2環境かLinuxが良いです。Apple Silicon Macはチャレンジしましたが挫折しました。多分Intel Macなら普通に入るのではないかと思います(試してないです)。
Windowsのセットアップは以下記事参照ください。Windows11で試しました。WSL2のインストール方法も記載してあります。
Linuxのセットアップ記事は以下記事参照ください。
以下試したものを中心にインストール方法を紹介します。
pyenvで入れる
Windows(WSL2)/Linux 共通です。まずpyenvを以下記事参考にインストールしましょう。
あとは以下コマンドでOKです。
$ pyenv install 3.8.12
$ pyenv global 3.8.12
$ pyenv virtualenv 3.8.12 ipne
$ pyenv global 3.8.12/envs/ipne
$ python -m pip install --upgrade pip
$ git clone https://github.com/Kazuhito00/Image-Processing-Node-Editor
$ cd Image-Processing-Node-Editor
$ pip install -r requirements.txt
起動はImage-Processing-Node-Editor
ディレクトリ以下で以下コマンドを実行しましょう。
$ python main.py
pipで入れる
pipでも入れられます。確実なのは上記pyenv環境で動かせる状態になった後に入れることですね(あんまりpipの意味ないですが)。
以下コマンドで入れられます。
$ pip install git+https://github.com/Kazuhito00/Image-Processing-Node-Editor
pipで入れた後は、以下コマンドで起動できるようになります。
$ ipn-editor
使う分には必要ないですが、PyPIパッケージの作り方が、以下記事で解説されていますので、作りたい人は参考にしてみましょう。
私も以下のような記事を書いたりしています。
OpenCV関係のエラー
例えば以下のエラーの場合。
AttributeError: module 'cv2' has no attribute 'wechat_qrcode_WeChatQRCode'
OpenCVを削除してからOpenCV contribの入れ直ししてみましょう。
$ pip uninstall opencv-python
$ pip install opencv-contrib-python==4.5.5.64
それでも変な場合は、OpenCVを疑いましょう。Python起動して対話モードでOpenCVの場所をチェックしましょう。
>>> import cv2
>>> cv2.__file__
'/opt/intel/openvino_2021.4.689/python/python3/cv2/python-3/cv2.abi3.so'
Oh...OpenVINOのOpenCVをよんでますね。
この場合は~/.bashrc
に書いてあるsource /opt/intel/openvino_2021/bin/setupvars.sh
をコメントアウトすればOKでした。
Dockerで入れる
Dockerでも入れられます。Dockerに関しては以下記事参照ください。
以下READMEのコマンドを実行するだけで簡単に動かせます。Windows11/Linux環境で試しました。
アプリで動かす
Windowsのみですが、アプリとして動かすこともできるようです。以下のReleaseページで最新の「ipn-editor_win_x86_64.zip」がゲットできます。まだ試してないです。
まとめ
みんなで「Image-Processing-Node-Editor」使って幸せになりましょう!
参考リンク
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