📳

Tailscaleでリモートから手軽にAIコーディング

に公開

Tailscale

Tailscaleは、インストールしたデバイス同士を手軽につなぐことができるアプリです。あまりネットワーク詳しくないですがVPN技術を活用してP2P通信しているみたいです。

このアプリが凄いのは、フリープランでも個人で使う分には全く問題ない点と、PCだけでなくスマートフォンにも対応していて、手軽にスマートフォンでリモートから自宅のPCへのアクセスが手軽にできる点です。

こういったソフトは過去にもありましたが、無料でセットアップ簡単で、スマートフォンからも手軽に使えるみたいなのはなかなかなかった気がします。

対応しているデバイスは、PCはマルチOSで、Raspberry Pi、Jetson等のデバイスでもPC同様に問題なくセットアップできました。

Tailscaleセットアップ

公式サイトからダウンロードしましょう。

https://tailscale.com/download

macOSでHomebrewが使えたら以下コマンドでもOKです。

$ brew install --cask tailscale

Linux(Raspberry Pi)の場合は以下コマンドでインストールできます。

$ curl -fsSL https://tailscale.com/install.sh | sh

インストールしたら以下コマンドを実行して、ログインしたら使えるようになります。

$ sudo tailscale up

スマートフォンからは、Tailscaleで検索して専用アプリを入れましょう。私はiPhoneで試しました。

アプリの使い方は、Tailscaleを起動したらログインするだけです(Googleログイン対応してます)。

接続したいデバイスでTailscaleをインストール、起動、ログイン。特別な設定無しで、これだけでデバイス同士がつながっちゃいます。恐ろしいですね。

PCでの設定画面

スマートフォンでの設定画面

このまま、例えばPCでローカルサーバで動くソフトを立ち上げておけば、外部から好きにアクセスできます。

WebSSH

iOS/macOSで使えるOSSのSSHクライアント。結構良さそうです。

https://github.com/isontheline/pro.webssh.net

Tailscaleでアクセスできるようにして、ホストのマシンでsshを使えるようにしておけば、外からアクセスできます。

ホストPCは、OSGLinuxだとsudo apt install ssh, macOSだと多分最初からアクセスできる(ちょっと自信ないです、何かいれるか設定しないと駄目かも)。

接続切れても復帰できるように、byobuと組み合わせるのがオススメです。byobuについては以下記事参照ください。

https://zenn.dev/mkj/articles/82c4e53a505f95

その他のSSHクライアント

Termius

iOSのSSHアプリです。WebSSHと同様、Tailscaleでアクセスできるようにしておくと外からアクセスできます。

Vibe Tunnel

普段ターミナル使ったり、Claude Code使ってコーディングしている人は、Tailscaleと組み合わせると便利に使えるのがVibe Tunnelです。Vibe Tunnelは、ブラウザ経由でターミナルにアクセスして、操作・モニタリングできるソフトです。macOS専用のアプリです。

そのセンスあふれる公式サイトは一見の価値アリです。右下の80s Vibesという再生ボタンをクリックするとヤバい音楽が流れます。令和の最新ツールが80年代に回帰しているの摩訶不思議ですね。

https://vibetunnel.sh/


画像はvibetunnel.shより引用

セットアップは、公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。macOSは、Homebrewがインストールされていたら以下コマンドでOKです。

$ brew install --cask vibetunnel

あとは、以下URLでVibe Tunnelにアクセスできます。

localhost:4020

Vibe Tunnelにアクセスしている様子

外からアクセスしたい場合は、設定でlocalhost onlyhostに変更することで、外からのアクセスが可能になります。

100.x.x.x:4020

Tailscaleとも連携していて、Tailscaleが起動していると、自動でURLを割り当ててくれます。このURLでアクセスしても、Tailscaleの設定画面でみれる、Tailscaleが割り当てた100.x.x.xをもとに以下のアクセスしてもOKです。

ただ、スマートフォンからだと、表示がみえづらかったり、入力がしづらかったりで、結構使いづらい印象です。

まとめ

TailscaleとSSHクライアントの設定方法をまとめました。これを使えば、どこからでもスマートフォンやタブレットでVibe Codingができそうですね。

同時に紹介しましたが、Tailscaleだけでも十分便利ですね。自分には、スマートフォンでターミナルはちょっと厳しいので、ブラウザを使って音声認識でClaude Code CLIを動かせるアプリを作ってClaude CodeをDevinやManusっぽく使ったりしてます。

関連記事

https://zenn.dev/karaage0703/articles/6699045b3cec5c

変更履歴

  • 2025/07/26 SSHクライアントについて修正

Discussion