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Tailscaleでリモートから手軽にAIコーディング

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Tailscale

Tailscaleは、インストールしたデバイス同士を手軽につなぐことができるアプリです。あまりネットワーク詳しくないですがVPN技術を活用してP2P通信しているみたいです。

このアプリが凄いのは、フリープランでも個人で使う分には全く問題ない点と、PCだけでなくスマートフォンにも対応していて、手軽にスマートフォンでリモートから自宅のPCへのアクセスが手軽にできる点です。

こういったソフトは過去にもありましたが、無料でセットアップ簡単で、スマートフォンからも手軽に使えるみたいなのはなかなかなかった気がします。

対応しているデバイスは、PCはマルチOSで、Raspberry Pi、Jetson、DGX Spark等のデバイスでもPC同様に問題なくセットアップできました。

Tailscaleセットアップ

公式サイトからダウンロードしましょう。

https://tailscale.com/download

macOSでHomebrewが使えたら以下コマンドでもOKです。

$ brew install --cask tailscale

Linux(Raspberry Pi、Jetson、DGX Spark)の場合は以下コマンドでインストールできます。

$ curl -fsSL https://tailscale.com/install.sh | sh

インストールしたら以下コマンドを実行して、ログインしたら使えるようになります。

$ sudo tailscale up

スマートフォンからは、Tailscaleで検索して専用アプリを入れましょう。私はiPhoneで試しました。

アプリの使い方は、Tailscaleを起動したらログインするだけです(Googleログイン対応してます)。

接続したいデバイスでTailscaleをインストール、起動、ログイン。特別な設定無しでデバイス同士がつながっちゃいます。恐ろしいですね。

PCでの設定画面

スマートフォンでの設定画面

デバイスにアクセスするには、Tailscaleで表示されるデバイスのIPアドレス(100.xxx.xxx.xxx)を使えばOKです。

このまま、例えばPCでローカルサーバで動くソフトを立ち上げておけば、外部から好きにアクセスできます。

SSHでのアクセス方法

ホスト側となるPCでSSHサーバーを立ち上げてSSHでアクセスすれば、リモートからバイブコーディングできちゃいます。お風呂からでもOKです。

SSHサーバーを立ち上げる手段は、Linuxだとsudo apt install sshコマンドを実行すればsshが使えるようになります。 macOSの場合は、特に必要ないはずです(ちょっと自信ないです、ひょっとしたら設定いるかも)。

具体的なコマンドは、ターミナルからだと以下ですね(ユーザー名とIPアドレスは自分のものに置き換えてください)。これで繋がっちゃいます。恐ろしい時代ですね。

$ ssh <username>@100.xxx.xxx.xxx

以下スマートフォンからでもアクセスできるような便利なソフトウェアの紹介です。

nagi

スマートフォンでバイブコーディングするための現時点(2025年12月)での最高のツールです。詳細は以下参照ください。なんとTailscaleにも標準で対応しています。

https://note.com/shi3zblog/n/n051f4e0790ee

使い方も超シンプルで以下コマンド一発でインストールできます。

$ npm install -g nagi-terminal

起動は以下コマンドです。

$ nagi

そのあとでURLとそのURLが埋め込まれたQRコードがでてきます。

あとは、スマートフォンのブラウザでURLにアクセスすれば手軽にターミナル操作ができます。

スマートフォンの操作に最適化されているUIが最高です。

WebSSH

iOS/macOSで使えるOSSのSSHクライアントです。結構良いです。

https://github.com/isontheline/pro.webssh.net

Tailscaleでアクセスできるようにして、ホストのマシンでsshを使えるようにしておけば、外からアクセスできます。

接続切れても復帰できるように、byobuと組み合わせるのがオススメです。byobuについては以下記事参照してください。

https://zenn.dev/mkj/articles/82c4e53a505f95

Termius

iOSのSSHアプリです。WebSSHと同様、Tailscaleでアクセスできるようにしておくと外からアクセスできます。

Vibe Tunnel

普段ターミナル使ったり、Claude Code使ってコーディングしている人は、Tailscaleと組み合わせると便利に使えるのがVibe Tunnelです。Vibe Tunnelは、ブラウザ経由でターミナルにアクセスして、操作・モニタリングできるソフトです。macOS専用のアプリです。

そのセンスあふれる公式サイトは一見の価値アリです。右下の80s Vibesという再生ボタンをクリックするとヤバい音楽が流れます。令和の最新ツールが80年代に回帰しているの摩訶不思議ですね。

https://vibetunnel.sh/


画像はvibetunnel.shより引用

セットアップは、公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。macOSは、Homebrewがインストールされていたら以下コマンドでOKです。

$ brew install --cask vibetunnel

あとは、以下URLでVibe Tunnelにアクセスできます。

localhost:4020

Vibe Tunnelにアクセスしている様子

外からアクセスしたい場合は、設定でlocalhost onlyhostに変更することで、外からのアクセスが可能になります。

100.x.x.x:4020

Tailscaleとも連携していて、Tailscaleが起動していると、自動でURLを割り当ててくれます。このURLでアクセスしても、Tailscaleの設定画面でみれる、Tailscaleが割り当てた100.x.x.xをもとに以下のアクセスしてもOKです。

ただ、スマートフォンからだと、表示がみえづらかったり、入力がしづらかったりで、結構使いづらい印象です。

まとめ

TailscaleとSSHクライアントの設定方法をまとめました。これらを使えば、どこからでもスマートフォンやタブレットでVibe Codingができちゃいますね。

同時に紹介しましたが、Tailscaleだけでも十分便利ですね。自分には、スマートフォンでターミナルはちょっと厳しいので、ブラウザを使って音声認識でClaude Code CLIを動かせるアプリを作ってClaude CodeをDevinやManusっぽく使ったりしてます。 スマートフォンからアクセスする場合は、nagiが便利なのでオススメです!

関連記事

https://zenn.dev/karaage0703/articles/6699045b3cec5c

変更履歴

  • 2025/12/21 nagiについて追記して修正
  • 2025/07/26 SSHクライアントについて修正

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