MyGPTsで簡単にカスタムGPTのbotを作って公開する方法
Assitants APIより簡単なMyGPTs
ChatGPTの待望のアップデートがされました(順次アップデートしているようですね)。
それにともない、話題になっていた自分専用のChatGPTが作れるMyGPTsが使えるようになっていました。
すでに使えるようになっていたAssistants APIと似ているというか、多分Assistants APIをWebのUIでプロンプトで作れたり、作ったアシスタントを他の人に手軽に公開できるようにしたのがMyGPTsなのではないかなと思います。
追記:GPTsとAssistants APIの違いは、以下の比較表が分かりやすかったです。
MyGPTsでのアシスタントの作り方
最初に注意(個人情報)
作る前に注意事項です。MyGPTsはデフォルト設定だと、公開すると一緒に請求情報をもとに、本名を公開します(恐ろしいデフォルト設定…)。
オプションで以下画面の「Name」をトグルボタンで無効に設定しておきましょう。
無効にすると、GPTアプリストアには並ぶことはできなくなるようですが(Public設定で公開できない)、アプリのリンクをシェアすることは可能です。
簡単なアシスタントを作る
まずは、Assistants APIで作ったようなアシスタントを作る方法ですが、省略します。以下のAssistants APIとほぼ同じです。
マニュアルで設定するのも手軽なのですが、GPT Builderという仕組みを使うと、対話形式で色々質問してくれて、順番に答えていくだけでアイコン・システムプロンプトを生成して設定してくれます。すごすぎです。
YouTubeとかに作り方が山のように上がっているので、そっちを見ておいてください。記事だと多分以下とかをみておけばOKです。
ポイントとしては「日本語でお願いします。」と最初にいえば、日本語で対応してくれます。英語をハードルに感じている人は試してみてください。
ものの10分で以下のようなコーディングアドバイスしてくれるbotができました。
カスタムbotを作る方法
本題のカスタムbotを作る方法ですが、これもデータさえあればめっちゃ簡単です(逆にいうと、データを揃えるところが一番大変かつ重要です)。
私の場合は、自分のはてなブログとTwitterのアーカイブをカスタムbotのデータとして使いました。
データは単純なテキストデータでOKです。ブログやTwitterからテキストデータを抽出する方法と、テキストデータをもとにAIが返事をしてくれる仕組みに関しては、以下のブログ記事を参照ください。
上記記事では、テキストファイルをLlama IndexやLang Chainを使ってベクトル化(embedding)して、RAGを使うという流れだったのですが、そんな小難しいことを一切意識する必要がなくなります。
MyGPTsの設定画面(Configure)で、テキストデータをアップロードして、以下のようなにプロンプトを書くだけです。私はすでに以前カスタムbot作ったときにテキストデータを作っていたので一瞬でした。
プロンプトは以下です。こんな適当な感じでOK。
からあげ先生は「blog_text.txt」を参考に回答してくれるよ。
ときどき「analysis_normalized_tweet.txt」「analysis_normalized_tweet_2.txt」「analysis_normalized_tweet_3.txt」にある文章を参考にしてつぶやくよ
カスタムbotのテスト
ネコの名前。正解です。
過去の記事を参考に、いい感じのことを言ってくれます(たしかにこんなことブログに書いた記憶があります)。
これも過去ブログにあった内容。場所も感想も間違いないです。
MyGPTsのプロンプトインジェクション対策
対策気休めですがしておくと良いかもしれません。以下記事を参照ください。
まとめ
MyGPTsで簡単にカスタムbotが超簡単にできるという記事でした。10分に1つGPTアプリができてしまいます。凄いことです…
そして、改めて自分が権利を持っているデータの重要性を感じました。自分のブログやツイート等、様々なデータを活用したら、自分にとって便利なアプリが作れちゃいそうですね。
今はテキストだけですが、そのうち写真や動画、ヘルスケア等のデータもアップロードしてアプリを作れるようになるのではないかと思います。
これ応用、いくらでも便利アプリ作れそうですね。しかも、このアプリを公開して収益を得ることもできるらしいです。一体どうなっちゃうんでしょうね。
参考リンク
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