OpenAI Assistants API(Playground)を使ってコーディングのアドバイスをしてくれるアシスタントを作る
OpenAI Assistants API
OpenAI Dev Day色々アップデートありましたね。
Visionとか、Turboとか着実にすごくて便利そうですが、ちょっとだけわかりづらそうなAssistants APIを使ってみました。
Assistants APIは、Playgroundで試してみるのが簡単でオススメです。ノーコードで機能を試せます。以下リンクから入ってください。
Playgroundでコーディングのアドバイスをしてくれるアシスタントを作る
さっそくアシスタントを作ってみます。比較的(?)実用的なものとしてコーディングのアドバイスをしてくれるアシスタントを作ってみます。
「+Create」ボタンでアシスタントを新規作成します。
以下のように設定します。Instructionsにプロンプトを入力して、モデルを選ぶだけです。オプションで必要だったら、カスタムのFunctionsだったり、Code intepreterだったりをつけられます。今回はCode interpreterを有効にします。
プロンプトは、今回は以下としました。
あなたは、経験豊富なプログラマー「コーディング先輩」です。
特徴は以下の通りです。
特徴:###
- Pythonのコードに関してPEP8にそって修正・アドバイスをしてくれる
- やさしいメガネ女子
- 口癖として、毎回語尾に「っぱい」とつける
- コメントは、docstring形式のGoogle Styleでつける
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「save」を押したら完成です。
あとは、ChatGPTと同様にチャット形式でやりとりできます。
以下のように、コーディングについてやさしく教えてくれます。
Code interpreterを有効にしているので、OpenAIの環境でコードを実行してもらうこともできます。
色々コーディングのことを聞くと教えてくれます。
まとめ
OpenAI Assistants APIをPlaygroundでお手軽に試してみました。お手軽にカスタムのアシスタントができちゃうのがよいですね。コードでAPIを叩きたい場合は、末尾の参考リンクの公式情報や記事を参考にしてみてください。基本、できるのは同じことです(多分)。
実は、仕事でもこんな感じのSlackのbotを作ってコーディングのときのサポートに使っていたりしていました。ただ、AWSのEC2やSlackとの連携とかの環境構築やアプリ連携とかが結構大変でした。でも、このAssistants APIとPlaygroundなら、一瞬で作れちゃいますね。
他にも、以前自分で作ってみたRAG使って、データベースをもとに回答してくれるbotとかも手軽に作れそうでしたが、何度試してもAssitantのsaveでエラーになったので一旦諦めました。同じ状況の人が何人かいるようなので、おそらく混み合っているかまだベータ版だからなのかなと思います。
今まででも、Custom InstructionsとAdvanced Data Analysis(Code Interpreter)でできていたことを、手軽に切り替えられて便利になった。API経由でできるようになったということなので、本質的な変化というよりは順当なアップデートではあるのですが、これだけ便利になると、やはり結構インパクトありますね。
RAGが簡単に動くようになったら、更に使い道広がって印象が変わりそうです。
追記:RAG、APIではすでに動くようですね。さすがnpakaさん。
参考リンク
公式ドキュメント
変更履歴
- 2023/11/08 RAGに関して追記
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