Fintech事業会社での成長と次への課題 - 転職に伴う4年間の振り返り
はじめに
この度、Fintech系の事業会社から転職します。
最初の2年はメンバーとして、後半2年はリーダークラスとして働いていました。その経験を通じて得られた成長と、次に挑戦したいことについて整理してみたいと思います。
現職を通じて得たもの、良かったこと
1. 判断力の向上 - 「自分で決める」と「相談する」の使い分け
リーダークラスとして働いた後半2年間で最も大きな成長を感じたのは、判断力の向上です。
リーダークラス就任直前の評価で「マネージャに判断仰ぎすぎだから、もっと裁量もって決めちゃっていいよ」というフィードバックをもらった記憶があります。正直悔しかったです。
このフィードバックを受けてから、自分で判断できることと、誰かに相談すべきことの線引きを意識するようになりました。最初は「これでいいのか自分で判断する」ことに不安がありましたが、経験を積むにつれて自信がついてきました。
2. 仕事の巻き込み型が身についた
チームを動かす上で重要なスキルとして、仕事の巻き込み型を身につけることができました。
巻き込みの流れ:
- 何をするか決める
- 誰とやるか決める
- 最初の1割を自分でやる
- 展開してやってもらう
この型を意識することで、チームメンバーの能力を活かしながら、効率的にプロジェクトを進められるようになりました。
3. 保守運用の視点が身についた
技術的な提案や設計において、保守運用を気にできるようになったのは大きな変化です。
あたりまえですが、アプリをリリースするだけで仕事は終わりません。その後の運用があります。
リリース後の運用負荷、監視体制、障害対応など、長期的な視点で物事を考える習慣がつきました。ここをミスると痛い目を見るのは自分たちなので...
過去の自分の呪いとしては「まともなログが出てねぇ!!」というのキレ方が多かった印象...w
4. 自分の性格への気づき
現職を通じて、自分の技術者としての性格について深く理解できました。
エンジニア6年やってみて分かったのですが、自分は、常に最新技術にアンテナを貼ったり、新しい技術を触ってみたりするアーリーアダプタ的な性格ではなさそうです。(多分)
どっちかというと、既存の技術を活用していかに運用楽にするかを考えるのが好きだったりします。あと、目の前で困ってること、課題から思考が始まることが多い。
両軸やれると良いのだと思いますが、自分の傾向として理解できたのは大きな発見でした。
もっとやりたかったこと、次に挑戦したいこと
1. 技術発信の盛り上げ
技術発信を盛り上げたかったという思いがあります。
チーム内での技術共有や、社外への発信など、技術的な知見を広げる活動をもっと積極的にやりたかったです。これは次に挑戦したい分野の一つです。
ブログを立ち上げたはいいけど、「本職のエンジニアリングが忙しい」とかの言い訳で更なる改善をサボりました。これは反省。
2. 最前線での緊張感のある仕事
対顧客で、超ヒヤヒヤするような最前線での仕事を経験したかったです。(ドM)
顧客対応とプレッシャー
顧客対応顧客からのプレッシャーをもっと感じられると良かった気がする
直接的な顧客対応や、顧客からのプレッシャーを感じられる環境で働きたかったです。これにより、より実践的なスキルを身につけられたと思います。
まとめ
現職での4年間は、マネージメントスキルと判断力の向上という大きな成長がありました。特に、後半2年間でチームを動かす力と、技術的な判断力の両方を身につけることができました。
一方で、技術発信や最前線での緊張感のある仕事を経験したかったという思いもあります。これらは次に挑戦したい分野として、キャリアの次のステップで実現していきたいと思います。
現職での経験を活かしながら、新しいチャレンジに挑戦することで、さらに成長できると信じています。
Discussion