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Mattermost4.8の新機能

2021/06/19に公開

はじめに

2018/03/16 に Mattermost 4.8.0 がリリースされたので、アップデートの内容について簡単に紹介します。

詳細については公式のリリースを確認ください。
Mattermost 4.8: Faster loading assets with Amazon CloudFront and simplified SAML migration – Mattermost
Mattermost Changelog — Mattermost 4.8 documentation

アップデート内容

Amazon CloudFront サポート

画像や JavaScript ファイルなどの静的リソースを Amazon CloudFront でホストできるようになりました。
これにより、キャッシュのパフォーマンスが改善され、Mattermost のチームメンバーが世界中に散らばっていても短いロード時間で Mattermost を使用することができます。

設定方法については以下のドキュメントを参照してください。
Configuring CloudFront to host Mattermost static assets — Mattermost 4.8 documentation

SAML マイグレーションコマンド(E20)

ユーザーを簡単に SAML 2.0 へマイグレートできるコマンドラインツールが追加されました。
認証に Okta, OneLogin, Microsoft's Active Directyory Federation Service を使用している会社でシングルサインオンが可能になります。

プラットフォームの改善

  • DB クエリや WebSocke イベントの最適化によりロード時間が短縮されました
  • 20MB 以上のファイルをアップロードが可能となる iOS のエンドポイントが作成されました
  • タブレット画面でチャンネルヘッダーを見やすくの検索バーの変更など、Web アプリにいくつかの修正が行われました
  • プロフィール写真への属性追加など 508compliance の改善が行われました
  • 内向きのウェブフックがマルチパートやフォームを受け入れられるようになりました

Extended Support Release

現在、Mattermost は毎月 16 日に新しいバージョンをリリースし、3リリース前までセキュリティ修正のバックポートを行うというポリシーでリリースが行われていますが、
Mattermost の顧客やコミュニティメンバーからリリース頻度を落として欲しいという要望が上がっているようです。

そこで、最大で 1 年間セキュリティ修正などのクリティカルな修正をバックポートする Extended Support Release を作成する案が検討されており、それについて意見を募集しています。
Extended Support Release Discussion

その他(APIv3 について)

先月のリリースで APIv3 が deprecated となりましたが、APIv3 は Mattermost v5.0 で削除される予定です。
APIv3 から APIv4 へのマイグレーションについては下記を参考にしてください。
Mattermost API Reference

気になる Mattermost v5 のリリース時期ですが、「v5 で削除される機能のアナウンスは2ヶ月前の 6 月にするのが良いだろう」という話がされているので 8/16 になるのかな、と思っています。
スクリーンショット 2018-03-17 23.12.02.png

おわりに

次回のv4.9.0のリリースは 2018/4/16 を予定しています。

Discussion