🐈⬛
飛び抜けたエンジニアリング力は正直羨ましいが、凡事徹底も希少性を高めれるのではないか
概要
想定読者:
- 自身のコミュニティー範囲内外にて、敵わないかもと感じた優秀なエンジニアの方の存在により自身の市場価値とは?と迷っている方
- 「当たり前のこと大切よな!」って再認識したい方
想定読者ではないかもです😭:
- どこのドメインが具体市場価値が高いかをお調べの方:どのドメインってなってくると範囲と時系列等も入ってくるのでまた別の機会にて🙇
- 研鑽しなくても評価される抜け道をお調べの方:(ごく一部の天才を除き)普段、評価されている方だったりも過去の積み重ねによる経験量から評価されるようになっているケースがほとんどかと思いますので、ただ研鑽を積んでも生き残れないぞ!これを行うべきだ!とはまた違う内容であるためでございます🙇
結論:
経緯
- エンジニアとして色々な記事や本を読んでいるとよく「この人にはxxの分野で逆立ちしても敵わないだろうな」となります。
- ただ、今日も自分はエンジニアを続けれている
- なぜ続けれているのだろうと考えつつ、ふと会社の評価体系を見た時に感じた内容をもとに、天才的な価値創出ができる一部のエンジニアを除き、凡事徹底できているだけで重宝されるエンジニアになれるのではないかという整理を行いたくなった。
そもそも
- もちろん圧倒的に価値提供できるエンジニアリング力があれば一番
- 個人(ないし役割)的には、どのようなチームにするかも別記事にてまた整理したいが、横一線というより凸凹のチームが双方向に利益を与えるようなチームが好き
凡事徹底やりきれるって凄い希少では?
- まっだまだ未熟者ですが、少なくとも自分の経験の中では「xxの天才的な能力でないと不可能やったやろうな」という単一的な解が出た経験はない(良し/悪しはもちろん発生するが)
- それよりも自分の中では「XXXをやっていればこの事象は防げたな」、「YYYの調整を前もって実施しておけばもっと円滑だっただろうな」、「ZZZのコード構造をPRレビューの時にもっと深堀しておけば技術負債にはならなかっただろうな」等の世の中にごまんとある所感で溢れる
- 何が言いたいかっていうと、世の中でベストプラクティスとされている振る舞い・プロセスをやり切れるだけで大半の価値提供ができるのでは?凡事徹底をやり切れるだけで希少な存在になれるという仮説
- 文化・組織的凡事徹底
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組織的な変更(ツール導入・組織編成 etc...)を行う際に、core/why/what/howをポジションにあぐらをかかずに他メンバーに伝え相互理解に努めているか
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リスク or 利益となりうる情報を暗黙知とせず形式知に整理して都度全体周知できているか
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ポストモーテム等で話に上がった改善策を、その場限りの合意形成ではなく、組織全体のプロセスに改善策として組み込むアプローチを都度行えているか
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大小に関わらずpjをぬるっと始めずに、QCDを中心としたリソース項目の合意形成を前もって行えているか
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自身の領域外のドメインの方との関わりにおいて、一度も関わることを行わずに判断していないか(合う・合わないは絶対にある。合わないと思った時は徹底して避けるがベスト)
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etc...
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- タスク的凡事徹底
- 要件定義の際に、今後関わりうるメンバー(biz/dev関係なく)のレビューをいただく流れを遵守しており、後工程での認識違いを極力減らせているか
- 実装の際に、他人(ないし今はai)が読んでも明示的なコードになっているか
- 単体テストケースを妥協せず考えられるケース分記載しているか
- PRレビュー依頼はいつまでに・何を実装したから・どの観点で・誰に見てほしいかを明記しているか
- PRのレビューは指摘と提案を明示したPRレビューコメントになっているか
- etc...
- 社会人的凡事徹底
- 報連相を徹底できているか
- mtg前の議事録は前日時点で共有し、前もって閲覧を依頼できているか
- (可能な限り)早く、(こちらの方が重要)ムラのない速度でコミュニケーションを実施しているか
- 人で見て態度を変えていないか(適したコミュニケーションアプローチをするなというわけではなく、立場で見定めてたり、物事の判断基準に「xxxの発言だから」が入っていないか)
- 有事の際に、責任分界点はあれど、自らも主体的に課題解決を行うという姿勢で物事に取り組めているか
- 議論の際に、他者の感情を理解した上で、感情と議論点を分離した建設的な議論が行えているかどうか
- (あくまでご自身が可能な範囲で)健康的な生活を行い、ベストコンディションで勤務に臨める可能性を増やせているか
- 失敗を恐れて、チャレンジをする姿勢を忘れていないか
- 一つ一つの物事に対して他者へ明確に感謝を伝えているか
- 日頃、他者へ挨拶はできているか
- etc...
- 自分の記載した内容は、技術的に高度だったり、目から鱗が出る情報は記載されていません。
- ただ、(自戒も含めて)これら全部を短期的ではなく、当たり前レベルでやり切れるエンジニアって相当希少なのではないかと思っている
- そしてこれら当たり前の取りこぼしが望まないエンジニアリング環境の蓄積に大きくつながっていると思っている
- 依頼者側の思いを伝えきれていなかったり、現場の思いを汲み取れきれていないことによる依頼者側メリットが先行したツール導入による現場の仕方なくのやらされ環境
- 一時的な不満を、配慮なく伝えてしまったことによる伝えられた側の心理的不協和(上下関係なく)
- 踏むべき開発プロセスをすっ飛ばした際のpjにおける土壇場での認識違い
- 何かあった時の、早期解決とは繋がらない責任の無意識的渡し合い(顧客レベルでは責任者が請け負うべき責任なので、顧客レベルでこの議論が起きてたら、組織的編成の問題なのですが、現場レベルでもこの問題は起きていると思う。もちろん処世術としないための組織論的編成が一番大切ではある。)
- ちょっとした物事がきっかけでの心理的安全性の低下
- etc...
これから
- 正直圧倒的な能力は羨ましい
- だが、日々様々な物事が発生する中で、当たり前の取りこぼしを妥協せずやり切れるという凡事徹底も希少性が高く、どこでも生き残れる尊い能力ではないか
- 他者の輝かしい能力に足元がよれそうになったとしても、日々の技術研鑽もさることながら、凡事徹底を忘れていないか常に心がけ・自らを振り返ることを繰り返してたら、ふとした時には揺るぎない市場価値を作れていると思い凡事徹底に努めたい
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