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Datadog Fundamentals(日本語)を受けてきた

2024/07/23に公開

Datadogの認定プログラムの日本語版が開始してから、早5ヶ月。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000077474.html
いつか受けねばなーと思い続けていたのですが、数日前(2024/7月中旬)やっと受験したので、その受験報告記事です。
Datadog資格の受験記録はそれなりに出てきましたが、日本語版での受験記録はまだ少なそうだったのでまだ誰かの役に立つと信じて・・・・😅

Datadog認定試験とは

現時点では以下の3種類が用意されています。

  • Datadog Fundamentals
    • Datadogの基礎的な認定資格
  • Log Management Fundamentals
    • Datadogによるログ取得とログ管理に関する基本的な知識の認定資格
  • APM and Distributed Tracing Fundamentals
    • APM製品の基本的な知識の認定資格

2024/7時点ではDatadog Fundamentalsのみが日本語化されています。

どう勉強した

ちなみに私自身はDatadogは業務の中で利用しており、

  • 仮想マシンやコンテナにDatadog Agentセットアップしたり
  • インテグレーション設定して色々なサービス接続したり
  • MonitorやDashboardを仕掛けたり
  • ユーザやキーや課金を管理したり

みたいなことをぼちぼち実施している状況です。
APMはほぼ触ってない、RUMは誰かが仕込んだものを使ったりDashboard作ったり程度です。
ドキュメント読み込んでというよりは、触りながら覚えた系です。

1. 試験概要の確認

公式で以下のようなガイドを用意しており、なんなら事前学習用のドキュメントリンク集までついてます。
https://www.datadoghq.com/pdf/certification_exam_guide_dd101_230828_JP.pdf
試験ガイドからの抜粋ですが、以下知識をお持ちの方による受験を想定しているとのことです。

  • コンピューティングに関する一般知識 (CPU、RAM、データストレージなど)
  • Linux の基本知識
  • YAML、JSON、Python、シェルスクリプトが読めること
  • ネットワーク構成に関する基本知識
  • Datadog に関する知識
    • Agent
      • 構成
      • コマンド
    • インテグレーション
    • API
    • メトリクス
    • タグ
    • ホストマップ
    • モニター
    • ログ検索 & フィルタリング
    • メトリクス検索 & フィルタリング

まずはガイド見ながら、業務で触ってそうな範囲、ほぼ扱ったことない範囲のあたりをつけたりしました。

2. 模擬試験の実施

Datadog Fundamentalsに関しては公式で以下のような模擬試験が準備されています!
https://www.datadoghq.com/pdf/Datadog_Fundamentals_Practice_Exam_jp.pdf
試験範囲見て、ある程度業務でやっている内容に近そうだなーと思ったので、とりあえず模擬試験受けてみました💪
これである程度どんなレベルの問題が出るか、どこまで勘でなく自信もって答えられるかを試してみたかった感じです。
実際に模擬試験受けた結果、ある程度合格できそうな正答率ではあったものの、やはり知識が足りない領域もわかったのでその辺りの学習に取り組みました。

3. ドキュメント読んだ

認定試験ガイドにもあるドキュメントのリンクの中で、あまり業務で使っていない & 模擬試験で正答率が低かった領域の学習を実施しました。
具体的には「メトリクスAPI」、「DogStatsD」等です。
https://docs.datadoghq.com/ja/api/latest/metrics/
https://docs.datadoghq.com/ja/developers/dogstatsd/?tab=hostagent
DogStatsDは全く触ったことなかったので、そもそもこんな仕組みなんだというところから学習した感じです。

上記のような感じなので、正直そこまでがっつりは勉強しておらず、せいぜい模擬試験を受けるのと一部ドキュメントを読んで合計3,4時間の学習時間といったところです。

受けてみての感想

まず、結果は無事合格でした🎉
業務内である程度Datadog触っていれば、合格できそうかなという感覚です。
ユースケースを問われるような問題では、確かにこういう課題あってこういう実装するよなーみたいなものも多々あったので、ある程度運用の経験あった方がやりやすいかしらと思います。

受けてみて気になったのは以下2点です。
1つ目はベンダ試験を日本語で受けるとあるあるかもしれないですが、なんとなく怪しい日本語がところどころあった気がします。
よくよく考えてみれば、Datadogのコンソール自体は英語表記なので、そっちの方が表現は慣れてるよな・・・と😅
AWSの資格試験なんかでは、問題文の日本語を英語に切り替えることができた記憶で、Datadogの試験でもそれができればなと思ってました(私がその機能を見つけられなかっただけならすみません)。

あとは、他の試験受けてみた記事でも多く書かれていますが、やはりDatadog以外の設問が想像以上に多かったです。
試験ガイドにも

  • コンピューティングに関する一般知識 (CPU、RAM、データストレージなど)
  • Linux の基本知識
  • YAML、JSON、Python、シェルスクリプトが読めること
  • ネットワーク構成に関する基本知識

と書いてあるので、この辺りが出てくるとは理解はしていたのですが、実際に受けてみると「あれ、自分は今LinuC受けてるんだっけ」って気持ちになる場面がありました笑
確かにDatadog活用していく中でこういった知識は必要なのはすごく同意できるのですが、資格試験にこれらが出てくるとちょっと不思議な気持ちでした。

まとめ

改めて、資格試験取得は体系的な知識レベルを確認する良い機会になるなと思いました。
特にDogStatsDは完全に存在すら忘れかけていた機能だったので、改めて学習し直したこともあり機会があればどこかでまた忘れないうちに実際に試してみたいなと。
ログ管理は普段の業務でも実施しているのでDatadog試験では次はLog Managementの資格もどこかで取ってみたいのと、DatadogではないのですがそろそろAWSのProfessional資格にも挑戦しないとなと考えています!
また、私が業務で使っていると書いている通りJINSではDatadogを利用しているので、その利用状況などの詳細もどこかで記事にする予定です!

参考文献

https://zenn.dev/biwashi/articles/b51782bc9da259
https://cuebic.co.jp/tech-blog/entry/datadogcertification-fundamentals

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