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jinjerにおけるPdMの役割

2025/02/03に公開

はじめまして、jinjerのPdM(プロダクトマネージャー)の三輪です。

社歴は今年で入社3年目で、前職ではゲームの企画開発をしていました。
入社後は人事労務機能の開発チームにアサインし、現在はタレントマネジメント領域のプロダクトの新規開発を担当しています。

初回の記事ではCTOの高村さんより、jinjerの開発組織全体の特徴についてご紹介いただきました。

今回は、私の所属しているPdMという職種について、簡単にご紹介させていただきます。

開発チームにおける役割

jinjerのプロダクト開発はスクラムの開発体制をとっており、プロダクトごとにそれぞれ開発チームを組成しています。

その中でPdMはスクラムにおけるPO(プロダクトオーナー)を兼ねることが多く、方向性を定めてプロダクトの価値を最大化することに責任を持ちます。

開発チーム内での役割分担は下記表のようなイメージです。

PjM(プロジェクトマネージャー) や、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)など、混同しやすいポジションが存在する中で、jinjerのPdMは「What = 何を作るのか」の部分が主な担当であり、主な業務は下記の2つです。

PRDの作成

jinjerにおけるPRD(機能要求定義書)では、実装する機能ごとにユーザーペイン、ユースケース、競合情報、仕様書(ドキュメント、ワイヤー)の定義/作成をおこないます。
ドキュメントはConfluenceとスプシで管理し、ワイヤーツールは主にFigmaを使っています。

ロードマップの策定

JIRAとProductBoardというプロジェクト管理ツールを併用してロードマップの管理をおこなっています。優先度はユーザーから収集したインサイトをもとに、ICEスコアリングによって決定しています。

また、プロダクトマネジメントサイクルの軸で考えた際には、下記のような棲み分けとなっており、「顧客」視点の代表者として、「開発」の都合や「事業」都合の問題と向き合うことが求められます。

引用:https://productlogic.org/2014/06/22/the-product-management-triangle/

POという立場である以上、あらゆる工程の意思決定において、全く関与しないということはほとんどありませんが、BtoB x SaaSというビジネスモデルであることも起因し、とにかく深いドメイン知識とユーザー理解を以てPRDやロードマップを管理/作成していく能力が求められます。

PdMの4分類

プロダクトのフェーズやスキルセットによって役回りの比重は変わってくるものの、特に注力する領域は本人の希望や適性を考慮して決めています。

定義は以下のとおりです。

Core PdM

顧客のペインやニーズを解決するなどプロダクトの機能 にフォーカスし、プロダクトバックログの整理やPRD作成など、PjMと連携してプロダクトを作り上げる。

Growth PdM

顧客獲得、CAC、マネタイズ、ARPU、リテンションなどビジネスメトリクスにフォーカスし、セールス・CS・ PjMと連携してプロダクトを導く。

Platform PdM

プロダクトの継続的な成長にフォーカスし、品質改善、テスト自動化、セキュリティなど、PjMと連携してプロダクトの品質を担保/改善する。

Innovation PdM

プロダクトビジョン、新商品の開発、プロダクトロードマップ、ストーリーテリングにフォーカスし、プロダクトの未来をえがく。

このように、豊富な職種や人材が揃っている中で、コミットする軸は持ちつつも、いわゆる"何でも屋"にはならずに、成長志向や適性に応じて柔軟に業務への関わり方が選択できる余地があるのは、jinjerのPdMの魅力だと感じています。

役割の変化

前項まででお伝えした通り、PdMの担当領域は私が入社した3年前に比べると、
細分化が進み、本来注力すべき業務への集中はしやすくなりました。
(3年前にはPMM、Designer、UXW、Expertのポジションには専属のメンバーがいませんでした...)

しかしながら、PdMの業務は年々高度化していると感じています。

例えば、私が担当しているタレントマネジメント領域のプロダクトについては、
まだ市場も成熟しておらず、また、取り扱うデータも従業員の内側にある繊細なものを含むため、
ユーザーのペインもそれに対するソリューションも多種多様です。

このような"人"に関わる難しい課題を解決する上で重要なのは、
あらゆるデータを正しくかつ多角的に可視化、分析することだと考えています。

ジンジャーでは統合型データベースで、
従業員に紐づくオペレーショナルなデータから、
センチメンタルなデータまでのすべての人事データを一元管理することが可能です。

この価値あるインフラを最大限に活かし、
柔軟な発想でお客様の人事業務における本質的な解を導き出すことこそが
これからのjinjerのPdMの役割であり責務です。

jinjerでは一緒に働く仲間をまだまだ募集中です。
難しくもやりがいのある課題解決に一緒に挑戦できる方のご応募をお待ちしております!

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