[SG Tips] ノンプロジェクトエンティティ有効化時にタスクをオンにすると
ShotGridアドカレ2021 12月20日の記事です。
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2021年のアドベントカレンダーも最終週です。
ノンプロジェクトエンティティとは?
SG内のほとんどの情報は「プロジェクトにぶら下がる」形で管理されています。
アセット、ショット、タスク、バージョン……あたりがそうですね。
カスタムエンティティも、とりあえず「カスタムエンティティ」と言う時にはプロジェクトで区切られる方のエンティティタイプを指します。
一方で、ユーザー、部署、スクリプト……あたりは、プロジェクトごとに作成されたり仕切られたりするものではない情報です。
これらはノンプロジェクトエンティティ、またはトラッキング設定ではグローバルエンティティと呼ばれたりします。
カスタムエンティティティでノンプロジェクトなものは「カスタム・ノンプロジェクト・エンティティ」です。
ノンプロジェクトでタスクON
さて、掲題の件です。
ほかのカスタムエンティティと同様、ノンプロジェクトもまたタスク管理の対象にすることができます。
するとどうなるのか?
おそらくここまで順に読んでいただければある程度予想できるかと思いますが、
その予想の通りになります。
そしてそれは 「あまりお勧めできない」 というのが今回のオチです。
……にするとどうなるのか
とりあえずこのような感じでノンプロジェクトなエンティティを登録しておきます。
「Demo: Animation」プロジェクトで 5つほど登録しました。
タスクのリンク欄を見てみると、
このように現れます。タスク管理するチェックを入れたので、タスク管理できるのは当然です。
別のプロジェクトでみてみる
先ほどは 「Demo: Animation」プロジェクトで エンティティを登録しましたが、
別のプロジェクトで何の気なしにタスクのリンク欄を見てみると、
いますね。
「ノンプロジェクトなエンティティタイプ」で「タスク管理=有効」というのはこういうことで、
逆にプロジェクト単位で仕切れない 状態になります。
意図を持って「プロジェクト横断で一つの項目にタスクを割り当てたい」という運用を思いついていない限りは、
普通に邪魔なので、チェックをいれるのはやめておいた方が良いと考えます。
おしらせ
ShotGrid のTipsを技術同人誌としてまとめました。
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