[SG Tips] タスクのカラーはPython APIからだと255で指定できる
ShotGridアドカレ2021 12月24日の記事です。
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色を指定するフィールド
タスクの「ガントバーの色」フィールドとパイプラインステップの「カラー」フィールド(フィールドコードはどちらも「color」)は、色を指定できます。
SGサイト上ではこのようなカラーパレットから選びますが、
Python APIからならRGB=256,256,256の16ビットカラーで指定できます。
やってみる
手早くAPIアクセスできる環境を得るために、
適当なプロジェクトを作成してタスクを作成して、SG DesktopにてPython Consoleを開きます。
まずは取得
あらかじめ「tk」「context」といったオブジェクトが用意されていて、
ShotgunのAPIは tk.shotgun
から取得できます。またプロジェクトエンティティは context
に含まれているのを使います。
tk.shotgun.find_one
tk.shotgun.update
context.source_entity
find_oneでタスクを一つ取得してみます。返り値には「color」フィールドを含めます。
`color`: `pipeline_step`
とあるように、特に何もしなければタスクのカラーはパイプラインステップに準拠します。
では次に、カラーパレットの右上の真っ黒を指定してみました。
再度取得してみます。
なんと、真っ黒かと思ったら僅かに値が入っていました!
正直ちょっとびっくりしました。
ドルビーシネマで 「これが、本当の黒(ドゥーン)」 というのを見せられた時と真逆のびっくりです。
本当の黒を教えてあげる必要があるでしょう。
updateで色指定
data = {'color': '0,0,0'}
tk.shotgun.update(
target_task['type'],
target_task['id'],
data
)
ちゃんと RGB=0,0,0 の真っ黒です。
ガントバーも見てみましょう。上のバーがカラーパレットで指定、下がAPIから指定。
なおこのタスク、12/23からクリスマス・土日を挟んだ「チェックは週明けで大丈夫です!」案件です。
「これが、本当の黒(ドゥーン)」
ピックして確認
10,10,10 と 0,0,0 を見分けるのは並みの人類には無理なのでカラーピッカーで一応見てみます。
指定通りのRGB値になっていました。
これで、総発色 65536色 のゲーミングパイプライン、ゲーミングタスクが実現可能です。
参考
color指定についての公式ドキュメントはこちら。
冒頭で取得したように、「pipeline_step」と指定するとパイプラインステップのカラーに沿います。
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