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Figma MCPを導入してみた話 〜デザインから実装までの効率化を目指して〜

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こんにちは。今回は、私たちの社内で最近注目しているMCP(Model Context Protocol)の一つFigma MCPについて、個人的に試してみた導入事例をご紹介します。

導入の背景

もともと社内で「MCPを活用して、開発をもっと効率的にできないかな?」という話題が盛り上がっていました。そんな中で見つけたのが、Figma MCP。「実際のところどうなの?」と気軽に検証を始めました。

導入前に特に大きな問題があったわけではなく、「デザインシステムが崩壊している」とか「チーム間のコミュニケーションが悪い」といった具体的な課題感はありませんでした。強いて言えば、「実装スピードがさらに改善できるかも?」という期待があったくらいです。デザインと開発間の細かな調整や手戻りを少なくできれば、プロダクト開発全体のスピードが上がるかもしれないと感じていました。

導入手順

導入手順は、以下の記事を参考にしました。

大まかな流れは以下の通りです。

  1. Figma APIキーの取得
  2. Cursorのインストールと設定
  3. .cursor_rulesファイルにマークアップのルールを記述
  4. Figma MCPサーバーを起動し、Figmaファイルと連携

導入自体は比較的スムーズに進めることができました。

実際に使ってみた所感

個人的に試した結果としては、6〜9割くらいはデザイン通りの見た目で実装されるという印象です。特にFigma側で構造化やレイアウトがしっかり整理されている場合、かなり精度高く実装されました。一方で、デザイン側が雑然としていると、精度が落ちるように感じました。

また、共通コンポーネントが存在する場合は、Cursorの設定ファイル(.cursor_rules)にそのコンポーネントを使用するルールを明記しておくと効率がよくなります。特にルールを設定しない場合、単純なHTMLタグでマークアップされてしまいます。

さらに、すでに類似画面を実装済みであれば、その実装済みファイルをコンテキストとして渡すことで、より精度の高いコードを生成してくれます。

今後の展望(今後書けそうなトピック)

今回は個人での検証レベルでしたが、今後は以下のような内容で深掘りできそうです。

  • 導入による具体的な開発効率化のケーススタディ
  • デザインデータの構造化ベストプラクティス
  • 導入時に注意すべきポイントや落とし穴
  • 実際のコード生成例やデモのスクリーンショット紹介

この記事が、Figma MCP導入を検討している方の参考になれば嬉しいです!

ispec inc.

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