プログラミング雑記 2025/09/17
AIと仕事
ケント・ベックによる、今AIによってプログラマーという職業に就いて起こっていることの考察。ベックは、今起きていることを「プログラミングのデフレ」と呼んでいます。記事ではこのデフレがもたらす経済的・社会的影響について論じています。AIの進展でコードを書くコストやスキルの障壁が急激に下がり、従来は不可能だった用途にも開発が広がる一方、「待てばもっと安くなる」ことで新規開発を控える動きも起きうると指摘されます。しかし、これは伝統的な経済のデフレとは異なり、真の生産性向上による変化であり、コード自体がコモディティ化する時代が到来するといいます。そのような社会では、「何を作るか」「どうシステム化するか」「何を作らないか」を判断できる“統合力”や“判断力”が、今後の希少な価値になると結論づけ、AIと共存するプログラマーへの指針を提示しています。
プログラミング
Go言語
サーベイをやっています。協力しましょう!
勉強会情報。
.NET
.NETのSTS(Standard Term Support)リリースのサポート期間が従来の18か月から24か月に延長されます。これは.NET 9から適用され、LTS(Long Term Support)リリースの3年サポートには変更ありません。これにより、OOB(Out-of-Band)リリースの利用時にもLTSと同じサポート期間が確保され、STSリリースの採用がしやすくなります。企業ユーザーや開発者がより柔軟にバージョン選択できるようになるのが狙いです。
Java
LTS版である、Java 25が正式リリース。
FileMaker
いろいろちょうど良いのだろうな。
TypeScript
GitHub
個人的にはエンタープライズのメリットとしては、ワークフローの柔軟性が増すことだと思う。
MySQL
メモ。
UX
メモ。
工程管理
この記事で出てくる工程管理の図のはおなじみのV字モデル(を発展させたもの)。「スピードは“端折る”ことではない」というのがすべてかな。
バイブコーディング・仕様駆動開発
メモ。管理自身にAIを使う事で管理自体を自然言語で行えるようにしている。
GitHub MCP Registryは、MCPサーバーの発見と利用を迅速化する新しいプラットフォームです。MCPサーバーの統合管理により、開発者は信頼性の高いツールを簡単に見つけ、AIエージェント連携を加速できます。今後はコミュニティ主導で、よりオープンなエコシステムの構築を目指します。
その他
この今の時期のロゴ変更は政治的な意味合いでいろいろ邪推してしまう。
AI
Google Researchは、プライバシーを重視したLLM「VaultGemma」を発表しました。これは差分プライバシー技術を使い、ノイズを加えることで個人情報の記憶を防いだモデルです。1Bパラメータ規模で学習され、学習法には新しいスケーリング則も導入。学習済み重みはオープンソースで公開されており、高い性能と強固なプライバシー保護を両立する点が特徴です。
Google Researchの「Learn Your Way」は、生成AI(GenAI)を活用して従来の教科書を再構築し、学習体験のパーソナライズを目指す研究です。GenAIにより、学習者の学年や興味分野に応じた内容の調整や、多様なマルチモーダル表現(テキスト、図解、音声、マインドマップ、クイズなど)を自動生成し、個々に最適な学び方を提供します。実証実験では、従来のデジタル教科書と比べ、AI教材を使ったグループの方が即時テストで平均9%、数日後の定着テストで11%高い成績を収め、ユーザー満足度も高い結果となりました。今後はさらなる個別最適化や効果検証を進め、あらゆる生徒が自分に合った質の高い学習機会を得られる世界を目指すとしています。
OpenAI
イギリスにもスターゲイトが。
OpenAIは、AIの利用におけるプライバシーの保護、利用者の自由、10代ユーザーの安全という3つの原則のバランスについて解説しています。特に10代に対しては安全を最優先とし、年齢判定や保護者への連絡など追加対策を取る一方、プライバシーや大人の自由も極力尊重する方針です。
gpt-5-codexの関連記事。
Anthropic
Anthropic Economic Indexは、AIが米国および世界経済に与える影響を追跡している。最新レポートでは、国や州ごとのAI「Claude」利用動向や業種別の傾向が分析され、高所得国や知識労働の多い地域で利用が突出していることが示された。また、自動化的なAI活用が急増し、企業ユーザーは消費者よりもタスク自動化にAIを活用する傾向が強まっている。
AWS
Apple
Apple謹製のローカルで動くSLMであるFoundation Modelが結構いけているという話。
GitHub Copilot
JetBrains
JetBrainsはAI機能の新しいクォータ制を導入しました。以前のクォータよりも制限が強化され、これにはAI利用コストの現実的価格設定や今後の持続可能性を考慮しています。
論文・その他
Chat GPTとClaudeでは「メモリ」の使用方法が全く異なるという記事。恐らくGPT-4oからGPT-5への切り替わり時にユーザーから出た不満も、このメモリの取扱の違いから発生していると思う。Chat GPTのやり方の方が、よりユーザーがLLMが自分を理解しているかのような錯覚に陥りやすいと思う。
本記事は、LLM(大規模言語モデル)によるコード翻訳の安全性について評価した研究の紹介。最新のLLMを使った複数言語間のコード翻訳について、脆弱性の混入や温存リスクを専門データセットを用いて実験・分析している。その結果、モデル間で性能にばらつきがあり、とくにWeb周りや入力検証コードで脆弱性が残りやすい傾向が判明した。翻訳結果の安全性確保のためには、モデル選定やセキュリティ観点のレビューが重要であり、セキュリティ指示やRAG手法による緩和策が有効であることも確認されている。
記事では、MCPサーバーの利用がごく一部の人気サーバーに集中しており、上位10サーバーが全GitHubスターの約半数を占めるなどの「集中化リスク」を指摘しています。MCPの用途は「データベース・検索」「コンピュータ・Web自動化」「ソフトウェアエンジニアリング」の3分野が大半を占め、72.6%を占有しています。多くのMCPサーバーは「読み取り(context取得)」だけでなく「書き込み(アクション)」もサポートしており、AIエージェントによる自律的な処理を可能にしています。
この集中化にはAPIアクセスの制約やネットワーク効果が影響しており、対策としてローカル処理や複数APIへの対応、透明な利用状況の開示などが今後求められるとまとめています。
クラウド
Azure
俺たちの焦げログ。
本記事は、MicrosoftがAKS Automaticの一般提供開始を発表した内容です。AKS Automaticは、Kubernetesクラスタの構築・運用を効率化し、運用負担を大幅に削減します。標準でAzure Linuxを使用し、セキュリティ強化やパフォーマンス向上、CVE対策、堅牢な自動パッチ適用、効率的なリソース消費、統合されたサポート体制を実現しています。初心者でも簡単にベストプラクティスに沿ったKubernetes環境を迅速に展開でき、最新拡張やツールもサポートされます。
CosmosDBのVS Code拡張が登場しました。
AWS
エンジニア
学習
メタ学習大事。
お仕事
ブラックなところでがんばりすぎる必要はありません。
OS
macOS
AFPを使ったものがダメになるので、Buffaloの古いNASなどでもバックアップが取れなくなります。
Linux
Discussion