AWS Community Buildersになるためにやったこと
2024年のAWS Community Buildersに選出いただきました🎉
どうすればなれるの?という基準が気になる方もいるとおもいますので、私が実際にやったことをメインにその他選考の内容等をお伝えしたいと思います!
AWS Community Buildersとは
まずこれがわからないといけないと思うので。簡単にいうとAWSのアウトプットや、コミュニティ活動を頑張った人がAWSから選ばれるものです。
公式では下記のように定義されています。
そして、ここに名前がのります。
ちなみにAWS Community Buildersは日本限定ではなく、ワールドワイド、つまり世界共通のプログラムです。
選考内容
選考期間
募集は年に数回あるようですが、私は年度末の1〜2月の募集で応募しました。(締め切りは1月末とかだったと思います。)そして選考の連絡がきたのは3/4でした。
選考内容
記憶ベースになりますがざっくり記載しておきます。コミュニティ活動をする前に選考内容を頭にいれておけば、より選出に近づける動きができます。活動の対象になる期間は応募から1年前くらい前までだったと思います。(ここは記憶があやふやなので、間違ってたらごめんなさい。)選考では以下の項目を英語で記載していきます。
-
選考カテゴリ
要するに得意分野です。様々な分野から選択します。わたしはCloud Operationsで応募しました。 -
(作文)AWSというコミュニティに対して何をしてきて、これから何をもたらせるか
-
(作文)どんなシステムを構築したか / なぜ構築したか / 構築の過程で何を学んだか
-
主要なアウトプット
ここでは厳選して3つ?選ぶ必要があったと記憶しています。逆に言えば強力なアウトプットが3つあればCommunity Buildersには近づきやすくなるはずです。 -
その他リンク
アウトプットに関連する自分のページをたくさん記載できます。SNSはもちろんあちこちでいろいろやっておくとよさそうです。
選出されるためにやったこと(メイン)
本ブログメインのお話です。大きくわけて5つに分けてみたのでそれぞれ解説していきます。
案件活動(要するに仕事)
業務でやったことをつらつらと書きました。仕事としては運用保守やら構築やらいろいろやってますが、やはり構築系の方がわかりやすくて書きやすいです。実際にはTerraformを使った環境構築、CICDパイプラインの構築/運用、セキュリティ診断対応等々を書きました。
ブログ(Qiita/Zenn)
-
Qiita
7本。執筆のためにCloudFomartionを触ったのでそのあたりがメインです。
https://qiita.com/hiyanger -
Zenn
3本。ZennではIDEAしかかいてませんが、Community Buildersにブログレベルに指定はなかったはずなので、AWS関連のお話なら多少は恩恵もあるのかなと思います。
https://zenn.dev/hiyanger
執筆活動(Zenn/技術書典)
ブログに近いものになりますが、Zennと技術書典にCloudFormationで本をだしました。技術書典では初回印刷分では足りず、増刷するほどご購入いただけました。
登壇/LT(SpeakerDeck/Connpass)
7本。IaCやCICDメインでやりました。登壇したら、データは必ずSpeakerDeck等に残しておきましょう。
基本はConnpassのコミュニティあるきになるので、そうなると月1くらいが限界かもしれないです。とりあえず機会がありそうなConnpassのコミュニティには全て入っておくとよいでしょう。
改めてこのような場を作ってくれるコミュニティありきの活動なので、運営や企画の方々にはほんとうに感謝です🙏
SNS活動
技術界隈だとXは必須ですね。
選出のポイント
私はとにかくやれることを手当たり次第やりましたが、正直ここまで広範囲にやらなくてもいいはずです。しっかり定義にフォーカスして活動すれば十分選考の対象になるかと思います。
改めてAWS Community Buildersの定義は 「知識の共有や技術コミュニティとの連携に熱心なAWS技術愛好家や新興のソートリーダー」 とあるので、以下の3点に注力していければよいかと思います。
-
知識の共有
これはアウトプットのことです。アピールできる数は限られてるので、本数をたくさんかくよりも濃密なものが数本あれば良いかと思います。 -
技術コミュニティとの連携
ブログだけはコミュニティとは連携しにくい部分があるので、LT等の活動でしっかりコミュニティ貢献していきましょう。こちらもブログ同様、たくさんでるよりも1つの活動に注力したほうがよいです。そう考えるとLTだと時間の関係で厳しい部分があるので、時間が多くもらえる登壇の機会を積極的に探って行った方がよさそうです。 -
新興のソートリーダー
リーダーとあるのでコミュニティを引っ張る運営や企画等の存在になれると尚良さそうです。(直訳だからこうなってるだけな気がしないでもないですが、面白い表現ですね。)
XとかみてるとCommunity Buildersはつよつよ系の方々が目立ってるので、自分なんかは無理かと思ってしまいがちですが、そんなことはないです。迷ったらとりあえず応募だけでもしてみましょう。(自分も正直なれると思ってませんでした)
AWS Community Buildersになったので
これからが本当の戦いだ...
これまで通りアウトプットは継続、そしてコミュニティへの感謝をこめて来年度は少しでも還元できる存在になっていきたいです。たくさんLTの場を提供してもったので今度は自分で開いてみたり、技術書界隈はまだまだAWSを広げる余地がありそうなので、この辺りで模索中です。
あとはワールドワイドなプログラムなので、世界中のCommunity Buildersがいるslackに招待してもらえます。せっかくなので、機会を伺ってチャンスがあればワールドワイドな活動にも手を出してみたいです☺️
参考記事
Discussion