デザインエンジニアとは何か？定義・役割・必要な背景・メリット他
Takagishiデザインエンジニアおよびデザインエンジニアリングについて一つ一つ自分で整理しようと思いましたが、ネットに十分な情報があったのでスクラップでまとめていきます。
Takagishiデザインエンジニアの定義。InVision社のDesignEngineeringHandbookの引用の引用になります。
Design engineering is the name for the discipline that finesses the overlap between design and engineering to speed delivery and idea validation. From prototyping to production-ready code, this function fast-tracks design decisions, mitigates risk, and establishes UI code quality. The design engineer’s work encapsulates the systems, workflows, and technology that empower designers and engineers to collaborate most effectively to optimize product development and innovation.
デザインエンジニアリングとは、デザインとエンジニアリングが交差する領域における問題解決を行い、プロダクトの納品とアイデアの検証を素早く実施するための指針となるものです。デザインエンジニアリングの役割は、プロトタイピングから本番リリース可能な状態に至るまで、デザインの意思決定を加速させるとともにリスクを軽減し、UIにかかるコードの品質を向上させることです。デザインエンジニアの仕事は、プロダクト開発とイノベーションのプロセスを最善化するために、デザイナーとエンジニアとの最も効率的なコラボレーションを実現し、システム、ワークフロー、技術をカプセル化することです。(筆者訳）
引用：
資料は127Pと長かったため、claude.aiに要約させて読みました。量が多くても良い感じに要約してくレた上に、湧き出た疑問にもAIが回答してくれて良きです。
TakagishiDesignEngineeringHandbookの全体要約になります。
以下、AI生成
この本は、デザインエンジニアリングについて包括的に解説したものです。主な内容は以下の通りです。
デザインエンジニアリングとは、デザインとエンジニアリングの交差点に位置する分野であり、両方のスキルを持つ人材が活躍する領域です。デザイナーの視点とエンジニアの視点の両方が必要とされます。
デザインエンジニアリングは、ユーザーのニーズとビジネス目標の接続、アイデアのプロトタイピングによる検証、デザイナーと開発者の作業プロセスの統合、コラボレーションを容易にするシステムの構築などを行います。
デザインとエンジニアリングのコラボレーションには、相手の考え方を理解する柔軟性が必要です。違う分野の人と協働する際に生じる認知的不協和感は、学習の重要な一歩です。
デザインエンジニアリングチームの組織モデル(集中型、分散型、ハイブリッド型)にはそれぞれ長所と短所があるため、会社の段階や状況に合わせて適切な形態を選択する必要があります。
デザインエンジニアリングのリーダーは、デザインとエンジニアリングのギャップを埋め、チーム形成と企業内の戦略的関係構築に注力する必要があります。
デザインエンジニアリングは、デザインと開発の境界に位置する課題に対して、スピードと柔軟性、革新の精神、ユーザーと同僚へのコミットメントをもって取り組みます。
Takagishiデザインエンジニアに求められる3つの役割。概ね他の情報と合致してました。
記事ではもう少し詳細な説明もあります。
もちろんデザインエンジニアは、エンジニアとしてもデザイナーとしても、きちんとアウトプットができる人のことではあるのですが、私が考えるデザインエンジニアには大きな役割が3つあると思っています。
①デザイナーとエンジニアのコミュニケーションの架け橋
②さまざまな観点を取り入れたデザインシステムの構築
③スピーディーで高精度なプロトタイピング
引用元：
Takagishiデザインエンジニアがいることでの実開発工数に対する影響。デザインエンジニアがデザインプロセスに関わることで、開発実現性に関する議論を担保でき、その分の議論が減る。（実際は、必要な議論は開発チームに持ち込んで解消したりすることになるはず）
before:
after:
前回説明した通り、デザインエンジニアはデザイナーとエンジニアの中間領域的人材です。デザインエンジニアがデザインと設計作業に介入する場合、作業を進める段階でデザインとエンジニアリングの整合性は担保されますので、開発部門内でのすり合わせの作業が不要になります。
このすり合わせ作業の省略がデザインエンジニアをチームに加えることによる、最も注目すべきメリットです。開発期間の短縮は試行回数を増やすことにもつながり、開発段階序盤でリスクの洗い出しを効率よくすることにも貢献します。
特にスモールチームで取組むようなプロジェクトの場合は頼れるリソースに限りがありますので、領域横断可能なデザインエンジニアの存在はプロジェクト成功のカギにも成りえます。
引用：
Takagishi株式会社ゆめみの定義
フロントエンド/iOS/Android/Flutterエンジニアといった「UIを開発する職種の能力」を持った人が、UIデザイナーといった「UIをデザインする職種の能力」を併せ持ち、双方の能力を発揮して活動するマルチスタックエンジニアの事を「デザインエンジニア」と呼ぶ
プリセールスから検収フェーズまでの要件の説明があるのが分かりやすい。
Takagishitakramの定義
デザインエンジニアとは、エンジニアとしてもデザイナーとしてもきちんとアウトプットができる人のことです。例えばソフトウェアのデザインエンジニアだったら、ソースコードも当然書けるし、UIデザインも普通にやる。Photoshopも使うし、開発環境でプログラムも書く。そのアウトプットの力が両方揃っているのがデザインエンジニアです。
引用：
Takagishi― 本来、効率よくモノづくりをするために「デザイン」と「エンジニアリング」が分断されたはずなのに、今それがボトルネックになってしまっている。デザインエンジニアというのは新しい考え方だと思っていたのですが、お話を伺っていると、かつてのHONDAやSONYのような古き良きモノづくりに似た印象を受けます。
引用：
Takagishi絶対に確認して置いた方が良い記事メモ。
理由：定義・役割・業務内容・要件などがうまくまとめられている
理由：今のところ、デザインエンジニアリングで最も参照すべき解説書感がある
理由：デザインエンジニアのいるメリットについてイメージしやすい
理由：デザインエンジニアの必要とされる背景が分かりやすい
Takagishiその他参考：
Takagishi総評
クリエイティブに関わる効率性が求められる中、デザインエンジニアは領域横断的な専門性を発揮することでコミュニケーションや意思決定を効率化するなどの価値を提供することができる。新規事業などの小規模開発の現場で重宝されるのはもちろん、通常の開発組織の中でも十分価値を発揮することはできそう。PdMは必ずしもエンジニア畑出身であるわけでもないし、エンジニアリングとデザイン領域を経験している人も少ないので、中間的なコミュニケーションができると便利だったりします。
気になっているのはデータ設計やバックエンド部分の知識や経験がどれだけ必要かという点。DB設計とフロント実装を把握していれば一定デザイナーとのコミュニケーションは取れると思いつつ、分析やAIに関わるテクニカルなデータ操作などはデザインエンジニアだけでは議論が完結しないことがありそう。