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「日本CTO協会」のイベントで登壇した話

に公開

法人・団体専用のパーティー会場検索サイト「会場ベストサーチ」を運用する株式会社アイデアログの取締役CTOの松川と申します。

日本CTO協会について

詳しくはリンク先の公式Webサイトをご覧いただければと思いますが、私は2024年の秋ごろから「日本CTO協会」に個人会員として参加しています。当初の参加の目的は「情報収集」「交流」などでした。

本記事執筆時点で、個人会員1020人、法人会員114社があり、協会の方で様々なテーマのイベントを企画・運営していただいていて、参加するだけでも非常に有意義な会です。個人会員はイベント参加費以外は無料なので、CTOの方はぜひジョインされるとよいのではないかと個人的には思います。

登壇を決めた背景(Give First)

私自身、1年弱の期間で7~8のイベントに参加してきたのですが、2025年に入ってからできるだけ機会があれば「発信する側」に回ってみたいと考えるようになりました。その背景としてはもちろん、自社のPRという側面はゼロではないのですが、日本CTO協会が掲げるMVVの中に

「Give First あなたの当たり前は誰かの学び」

というバリューがあり、これに個人としても深く共感したという背景があります。

試しに、2025年2月に「BeyondCTO 第3回イベント 経営視座を高める公開コーチング」というイベントに登壇させていただきました。

株式会社SmartHR 代表取締役 CEOの芹澤理事に公開で相談を行い、コーチングを受けるというもので、SmartHR社様ならびに芹澤理事は私にとって何歩も先を走っていらっしゃる存在で、以前からのリスペクトもあり、ぜひ登壇してコーチングを受けたいと思った次第でした。

結果として、コーチングそのものも大変有意義で大満足だったのですが、想定外の収穫としては参加者である各企業様のCTOさんから多くのフィードバックを得られたことでした。共感いただき自分の考えに確信を深めたり、あるいは共に課題について考えたり、別の切り口での意見をいただけたり、といった貴重な情報が満載となりました。イベント終了後、すぐに飲みに行かずにカフェに立ち寄りメモを整理したほどです(笑)。

登壇する前は「私の悩みなんてありふれているから、聞いている人が退屈しそう」「レベルが低いと笑われ恥をかかないか」など、いろんな不安や恐怖がありました。結果は全然そんなことありませんでした。単なる被害妄想でした!これは協会運営者様の尽力で安心・安全な空間となるよう細やかなご配慮があることも背景としてあるかもしれません。

第5回CTO会でのLT登壇を決意

前置きが長くなりましたが、2025年5月28日に「第5回CTO会」という定例イベントにてLTの登壇者を募集されていたので、また登壇したというわけです。

https://x.com/ctoa_ja/status/1907690945925222762

今回のテーマは、「AI時代における今後のCTOロールの変化を考える」という大きなテーマ。

まだ正直、答えがあまり持てていない方が多い(私もそうです)ので、めちゃくちゃ登壇するのは怖かったです。

難しそうなので今回はパスしようと思いましたが、「Give First あなたの当たり前は誰かの学び」というバリューもあるので勇気を出して決意したわけです。

今回のスライドと要約

以下、登壇時に使用したスライドのAIによる要約と、スライドファイルのリンクです。

スライド

https://docs.google.com/presentation/d/17TwPpyU3SHz2rFsibTvVTDeRWkpUPni2/edit?slide=id.p1#slide=id.p1

要約

AI技術の進化がCTOの役割にどのような変化をもたらすかに焦点を当てています。

資料では、同社におけるAIの活用事例として、開発チームや他部門での具体的な取り組みが紹介されています。

また、AI時代におけるCTOの役割について、「凡事徹底」とした基本的なマネジメントの重要性や、人材育成、特に「人が介在する価値」の領域で活躍できる 「主体的な」エンジニアの育成に力を入れるべきだという考えが示されています。最後に、新人教育や「コンテキストスイッチ」能力の育成といった、AI時代における人材育成の課題についても触れられています。

要約の要約

要するにAI時代だろうと、会社の基幹業務に関する情報収集・蓄積、マネジメント(特に人材育成・伸長)などの基本的なことを当たり前にやり続けましょう、ということを言いたかったわけです。

AIは責任は取ってくれないので、責任をもって経営チームの一員として、事業を推進する強い意思・情熱を持たなければいけないのは変わらないと考えます。

人材育成についても同じです。個人個人の願望を知り、仕事での目標達成が個人のなりたい姿への成長にしっかりとつながっていくようにマネジメントしなければならないと考えます。

間違っても、目標達成のための駒のように扱ったり、目標達成だけを追い求め、メンバーが効果的に成長していないという事態は避けなければいけないと考えます。
また、上述のとおりAI利用を前提とした開発の場合、新人教育をどのように考えるか、AIに並列で指示をしながら頭を切り替える作業負荷についてのトレーニングに課題感を感じています。

※ 当社の人材育成についての考えはまた別の機会に書こうと思います。

今後に向けて:積極的な参加で業界を盛り上げていきたい

結果的に5分の持ち時間のLTを終えて、登壇後の懇親会ではたくさんの方にお声かけいただき、やはり今回も学びが深くなりました。情報を学び・経験をシェアするということは、必ず誰かの学びになりますし、自分自身の学びが深くなるので、ぜひCTOに関わらず、IT業界の色んな立場の方に体現していただきたいと思っています。LTであれば社内でも簡単にできます。

私個人としては、今後も日本CTO協会の活動には主体的に参加し「give」するスタンスであり続けたいと思っています。CTO協会以外の活動の場でも同じスタンスで取り組み、IT業界を元気に明るく盛り上げていけたらいいな、と本気で願っています!

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