【仕上げと考察】このプロダクトは何を繋げたのか ~ChatGPT API 開発基礎 #8 ~
「ChatGPT API 開発基礎 ~ChatGPT APIをFastAPIとStreamlitで動かす~」第8回にして最終回。
今回は、Streamlit UIの整備・Git運用の練習・リポジトリ分割によるデプロイ安定化までをまとめ、 “ただ動くもの”から“魅せるプロダクト”へ進化させた記録です。
🗂️ 1. 導入(ストーリー層)
FastAPI × Streamlit 構成で外部公開まで完了。
次は**「見せられるポートフォリオ」**へのUI調整と開発基盤の整理。
最終回では、見た目改善だけでなく、開発者視点の工夫も含めてまとめました。
🛠️ 2. 課題定義(Problem Statement)
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タイトルが開発用のままでプロダクト感がない
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説明文や入力例がなく、ユーザー体験が不親切
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Streamlitコード変更時、FastAPI側(Render)が自動再起動されず手動対応が必要
🔧 3. 技術解法(Solution & Implementation)
🎨 UI改善
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st.title()
をst.markdown()
に変更し、見た目を柔らかく調整 -
st.caption()
でアプリ概要説明を追加 -
st.text_input()
にplaceholder
を追加し、入力例を表示 -
Renderスリープ注意文を補足文として表示(
st.write
)
🤖 Git運用練習
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ブランチ作成・checkout・commit・merge・削除まで一通り実施
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実務に備えたGitブランチ作業の体験学習として活用
🧩 リポジトリ分割
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FastAPIとStreamlitを別GitHubリポジトリに分離
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FastAPI: Render運用、Streamlit: Cloud連携
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Streamlit pushでRender側まで巻き込まれないよう構成分離し、手動再起動を回避
💡 4. 設計意図(Design Intention)
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見た目の調整は、ユーザー体験を高めるだけでなく、作品としての完成度を底上げする
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Git練習とUI改善を組み合わせることで、成果物と開発者スキルを同時強化
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リポジトリ分割は今後の保守・デプロイ安定性を高める有効手段
✨ 5. 学び・気づき(Learning & Insights)
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UIが多少雑でも、キャプションや例文があるだけで印象は大きく変わる
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VSCode補完でStreamlitの学習効率が爆上がりした
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GitHub push → Streamlit Cloud自動反映の快適さ
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Gitブランチ運用は最初こそ戸惑うが、練習で理解が深まる
🔚 6. シリーズの終わりに
行政受付AIというテーマで始まったこのプロジェクトは、
技術実装だけでなく、設計・運用・見せ方まで多面的なチャレンジでした。
本連載はここで一区切りとしつつ、今後もChatGPTを活用した行政・公共系UXの模索は続きます。
📝 まとめ
「動くものを作る」から「見せられるプロダクトにする」まで。
Streamlit UI整備と開発環境分離を経て、行政受付AIサンプルはひとつの完成形に到達しました。
📘 これにてシリーズ完結です。
読んでくださった皆さま、ありがとうございました!
🚀 公開中のプロトタイプ
本記事で紹介したAPI・UIは、以下から体験できます(予告なく停止することがあります🙇♀️)。
🔗 Streamlit で公開中のGPT受付インタフェースはこちら
ご意見・使用感など、Zennのコメントでも大歓迎です。
📚 ChatGPT API 開発基礎(全8回)
#1 構想と環境構築 | #2 FastAPI導入 | #3 OpenAI統合 | #4 UI試作 | #5 POST通信 | #6 公開テスト | #7 本番環境 | #8 仕上げと考察
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