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VRの仕組み
VRの仕組み - 人間はどうやって物を立体的に見ているのか?
両眼視差
一般的に人間の目は、顔を正面から見た場合、中心線を挟んで左右に約 3cm ぐらい離れた場所についています
この左右の位置の違いが重要で、普段気にしていませんが、左目と右目が見ている映像は微妙
に違った角度の映像を見ています。
次に両目を開けたまま人差し指で何か遠くの目印になるものを指さしてみてください。その状態で左目だけ、右目だけでその目印を見てください。
左目と右目が見ている映像が違うことがわかると思います。
輻輳
次は鼻の前に人差し指を立ててそれを両目で見てください。
その人差し指を徐々に遠くへ話してください。
指が鼻に近い場合、左右の瞳は内側に寄り、遠いと正面を向きます。
運動視差
最後に車や電車など乗り物に乗っているときの外の景色を想像してください。車が道路を走っているとき窓の外の景色はゆっくり動いてい、すぐ近くにある看板やガードレールなどは早く動いて見えます。
また視線を移動させたとき、近くにある標識やガードレールは見え方が大きく変化しますが、遠くにある山や建物などはそれほど変化しません。
このように近くのもの遠くのものの動く速さや視線移動による対象物の見え方で人間は遠近を判断しています。
これらはそれぞれ「両眼視差」「輻輳」「運動視差」と呼ばれ、映像が立体的に見える仕組みに関わってきます。
この3つに加えて
- 焦点調節:物を見るときに目のレンズを調節して焦点を合わせる
- 重なり:2つの物が重なっている場合、奥にある物が手前にある物に隠されていると認識する
- 大きさ:近い物は大きく、遠いものは小さく
- その他:陰影・高低差
などの要素も立体視に大きく関与していると言われています。
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