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【経験談】毎週1記事投稿を50週続けてわかった技術発信のコツと成長のヒント

2024/05/06に公開

はじめに

こんにちは、ゲームエンジニアの広夢です。2023年7月から毎週技術記事を投稿し始め、気づけば50記事に到達しました。この記事では、以下の内容について共有します。

  1. 毎週技術記事を書き始めたきっかけ
  2. 50記事までの振り返り
  3. 継続的な技術発信がもたらした成長
  4. モチベーション管理術
  5. 新社会人として直面した困難
  6. 今後の展望

毎週技術記事を執筆するきっかけ

内定先での技術記事・技術書典への執筆機会

毎週技術記事を書こうと思ったきっかけは、内定先で技術記事や技術書典への執筆機会をいただいたことです。以前から文章を書くことが好きでしたが、会社で記事を書いてみると、外部に公開する文章を書くことの難しさやテクニカルライティングの重要性を知りました。
そこから、技術文書の作成スキルを将来的に伸ばしていきたいと考えるようになりました。
https://techbookfest.org/product/8R3hWPY2Qm9RgtSReW8u0Y?productVariantID=9hKQBx5NdWaCb77NuvJ2ML
https://technote.qualiarts.jp/article/54/
https://blog.gcrest.com/archives/2374

大学3年生での内定後の技術スキル向上の必要性

また、大学3年生で内定が決まり、4年生の卒業研究がUnityとは異なるAIキャラクターの意図しない性格変化の研究だったため、習慣的に技術スキルを入社まで伸ばしていきたいという意識も毎週技術記事を書き始めた理由のひとつです。
毎週技術記事を書き続けることで、Unityに限らずエンジニアとしての技術的な基礎や、将来のキャリアの軸となる技術スキルの成長を期待していました。50記事を書き終えた今、AI×Unityの技術スキルを伸ばしていきたいという軸ができました。

50記事までの振り返り

2023年7月から2024年5月までの10か月間で、合計50記事を投稿しました。月別表示回数を分析したところ、2024年3月がもっとも多く19,535回、最初の月である2023年7月がもっとも少なく71回でした。2024年3月の表示回数が突出して多かった理由は、「-Claude3の使い方-claude.aiへのユーザー登録から、Proアカウントの登録」という記事が19,376回の表示回数を記録したことが大きく影響しています。
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2024年3月の統計情報
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2023年7月の統計情報
https://zenn.dev/hiropoko/articles/d6be75391b83df

人気記事の紹介

他の人気記事としては、「ターミナルで実行したPythonの結果を保存するTips」(849回)、「DALL-E3が使えるBing Image Creatorのはじめかた」(2,806回)、「Macのターミナルでのディレクトリの削除方法」(2,723回)などがあります。

https://zenn.dev/hiropoko/articles/52c03dbbeb57ef
https://zenn.dev/hiropoko/articles/f433e817b3f6cf
https://zenn.dev/hiropoko/articles/acc7e407ec7a4a

思い入れのある記事

私の技術記事は、UnityとAIのテーマが中心です。とくに思い入れのある記事は、「[Claudia][Unity]自然言語によって動く2Dプラットフォーム」(309回)です。自然言語処理を利用してキャラクターを操作する2Dプラットフォームゲームの作成方法を解説し、技術デモも公開しました。
https://zenn.dev/hiropoko/articles/c40bb984bf3c9a
AIキャラクターに関しては学部でのテーマだったので、「人間の心理学的手法を活用した性格診断をAIキャラクターに適用する」(289回)、「AIキャラクターの意図しない性格変化とは」(220回)などの記事も思い入れがあります。

https://zenn.dev/hiropoko/articles/d0774bec98fc3a
https://zenn.dev/hiropoko/articles/92607c434e3422

継続的な技術発信がもたらした成長

Unity、AIの基礎力向上

毎週記事を書き続けたことで、UnityやAIの基礎力が大きく向上しました。とくにR3関連の記事を中心に、R3の技術が身につき、Claudiaのような.NET用の非公式CaludeライブラリをUnityで使うための技術スタックも習得しました。AIとUnityの連携についても、記事に書けなかった内容も含めて技術的に強くなったと感じています。

1年前との比較で感じる技術力の変化

1年前は技術的な自信がある分野があまりなく、開発速度が速くアウトゲームの開発が得意という程度でざっくりしたスキルした。将来的にどの軸で技術力を上げたいのかも曖昧で根拠がありませんでした。しかし、毎週技術記事を書くことでAI×Unityの軸を持てるようになり、記事がその根拠になってくれました。
継続的な技術発信を通して、新しい技術の習得やスキルアップへの意欲も高まりました。Unity6のリリースノートなどを見て、次の記事のネタを考えるようになり、最新のUnity情報を積極的に追うようになりました。
また、技術記事を通して社内のエンジニアの方々との交流も増えました。記事を読んでもらえることで、自分の技術的な関心や得意分野を早い段階で理解してもらえる機会になっています。

記事執筆のためのモチベーション管理術

SNSを活用した情報収集とアイデア出し

記事のアイデア出しや情報収集にはXを活用しています。XでAI系やUnity系の発信をするアカウントをフォローし、通勤時間などの空き時間にタイムラインを確認します。興味がある記事はとりあえずブックマークに登録し、作業できる時間に改めて内容を確認するようにしています。また、Zennのトレンド記事なども、関係のない分野の記事も雰囲気を知るという意味で読むようにしています。

通勤時間を利用した効率的な情報キャッチアップ

通勤時間は電車に乗るため、プログラミングをすることは難しいです。そのため、この時間はXで情報収集したり、技術記事を読むのに充てています。片道1時間30分あるので、無理に情報収集せず、その日のコンディションを重視しながら取り組んでいます。

土曜日に集中して行う執筆作業

土曜日は特段の理由がなければ記事を書く日に設定しています。記事を書き上げればその週のノルマは達成できるので、次の日の日曜日は遊んだりリラックスできます。もちろん、必ず土曜日で書き終わらないこともありますが、基本的に土曜日は技術記事を書く時間として確保しています。

無理のない継続を重視

モチベーション管理においてもっとも重要なのは、無理をしないことだと考えています。無理をすると続かないので、長期的なテーマは決めていますが、時間が取れない時や体力的に疲れている時は軽めの記事を投稿するようにしています。ゆるく長く続けることが重要で、とくに最初の3か月は継続することに重点を置いています。

新社会人として直面した困難

仕事との両立の大変さ

4月から社会人になり、業務でUnityを使用するようになったため、Unity中心の記事が増えました。時間が無限ではなく、リフレッシュの時間も必要なので、技術記事の方向性も業務に活用できそうな技術や成長させていきたい技術を学んで記事にするようにしました。仕事との両立という意味では、疲れた時に無理に作業しないことを心がけています。ずっと張り詰めた状態では良くないので、気の力を抜いています。土曜日に書けなかったとしても、来週の土曜日までに投稿できれば十分という気持ちで取り組んでいます。
仕事との両立を図るために、通勤時間の有効活用を工夫しています。通勤時間にしっかりと情報収集するだけで、その日のノルマは達成できます。このような小さなゆるいノルマを設定することで、仕事があってもモチベーションを維持できます。また、家に帰ったらリラックスするなど、とにかく気を張り詰めないよう、オンオフを切り替えることを非常に重要視しています。

自身の成長に直結するテーマ選びの難しさ

大学でのAIキャラクターの研究が大好きで、AIキャラクターの記事を書くのも好きでしたが、Unityエンジニアとして採用されているため、Unityの技術を求められています。そのため、UnityとAIを両方活用したテーマを探すように力を入れています。もちろん、取りんだ記事と自身の成長が一致しないこともありますが、将来的なキャリアを構築する上で今回の様な振り返りを行っています。

他者評価と自身の評価の違い

Zennでは、投稿した記事のいいねや閲覧数がわかります。自分がすごく力を入れた記事でもいいねが少ないこともあります。経験上、入門向けの記事は多くの人に望まれていることがわかりました。技術的にすごい記事でも、他者評価はそこまで高くない場合もあります。しかし、それを気にしていては続かないので、記事にもらえる反応はボーナスのように、あったら嬉しいと考えるようにしています。

今後の展望

今後の記事執筆においては、Unity Sentisに詳しいエンジニアを目標に、AIをUnityで活用しておもしろいことができるエンジニアを目指しています。そういった活用事例を記事にすることで、ゲーム業界全体でAIを使ったおもしろいゲームが増えることを望んでいます。また、多くのゲーム開発者がAIを使って開発する未来を作っていきたいと考えています。

おわりに

50記事を達成した今の感想は、達成感が大きいということです。ただ、これはまだまだ長い執筆の過程の一部であり、終わりではありません。
最後に、いつも記事を読んでくださる読者の皆様、ありがとうございます。今後も多くの方に喜ばれる技術発信をしていますので、よろしくお願いします。
この記事が良いと思った方は、いいねとフォローをおねがいします。

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