Macのターミナルでのディレクトリの削除方法
はじめに
ターミナルでのディレクトリの削除方法に関して紹介します。コマンドを使う事で、基本的な削除の仕方から応用的な削除の仕方があります。
ディレクトリの基本操作
rmコマンドに-r(--recursive)オプションをつける事で、ディレクトリを削除できます。rmコマンドだけでもファイルは削除できますが、ディレクトリは削除できない事に注意しましょう。必ず、-rオプションをつけてください。また、削除するファイルやディレクトリに対してユーザが適切な権限を持っていない場合や、読み取り専用のファイルを削除しようとした場合などには、確認メッセージが表示されます。
rm -r directory_name
ディレクトリの応用操作
削除前に各ファイルについて確認
先ほど基本操作で説明した-r(--recursive)オプションに、-i(--interactive)オプションを追加します。すると、ディレクトリ内の各ファイルを削除するときに、確認のメッセージが表示されます。このオプションを使用することで、誤って消してしまうことを防ぐことができます
rm -ri directory_name
強制的な削除
ディレクトリの基本操作でも申し上げた通り、通常の-rオプションでは、削除するファイルやディレクトリに対してユーザが適切な権限を持っていない場合や、読み取り専用のファイルを削除しようとした場合などには、確認メッセージが表示されます。確認メッセージが必要でない場合に使えるオプションが-f(--force)オプションです。ただ、確認メッセージが出ないということは、間違えて削除する可能性も高いので危険性が高いオプションです。
rm -rf directory_name
複数ディレクトリの削除
最後に複数ディレクトリの削除についてです。複数ディレクトリの削除では、特殊なオプションを追加する必要はありません。
rm -r directory1 directory2 directory3
おわりに
今回はディレクトリの削除の基本コマンドから、応用的なコマンドまで幅広く紹介しました。コマンドは覚えるのは大変ですが、慣れるとビジュアライズされた操作よりも高度な操作が可能になり、作業の自由度が上がります
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