【Vket Cloud】デバッグモード時に表示されるステータスの説明
はじめに
Vket Cloudでデバッグモードを有効にしてビルドを行った際、画面上部にステータス表記がされます。
本記事では、各表記が意味することについて説明を行います。
デバッグモードの有効化に関してはBasicSettings・PlayerSettings・DespawnHeightSettingsの使い方をご確認ください。
1. FPS表記
左上の数字は現在のVket CloudのFPSです。
1秒間に何フレームで動作しているかが表示されます。
Vket CloudのFPS値はモニターのリフレッシュレートにより変動します。
PCの場合、VketCloudSDK9以前で作られたワールドではリフレッシュレートの値そのままがFPS値になりますが、
VketCloudSDK12以降で作られたワールドではおおよそ50~70FPSに近似化されます。
スマホの場合、30FPSになります。
上記は通常状態で、ワールドに負荷の重たい処理がある場合はこれより低い値となってしまいます。
負荷が少ない快適なワールドを心掛けましょう。
2. ドローコール
1行目の右側にはドローコール数が表示されます。
ドローコールとは、画面内のオブジェクトの描画に使用する命令のことで、この数が置ければ多いほど描画命令の数が増え、処理が重たくなってしまいます。
合計で200未満となるよう調整を行うことで、過度に重たいワールドにはならなくなります。
3. VRAM
2行目はビデオメモリ使用容量の表記になっています。単位はメガバイト(MB)です。
項目 | 説明 |
---|---|
Total | ビデオメモリ使用総容量です。 |
Tex | テクスチャによって使用されているビデオメモリ容量です。 |
Comp | 圧縮テクスチャによって使用されているビデオメモリ容量です。 |
Text | テキスト描画テクスチャによって使用されているビデオメモリ容量です。 |
RT | レンダリングによって使用されているビデオメモリ容量です。 |
Etc | それ以外によって使用されているビデオメモリ容量です。 具体的には、頂点バッファやインデックスバッファによるビデオメモリ容量がこちらに該当します。 |
4. GUI
3行目はGUI容量の表記になっています。単位はメガバイト(MB)です。
項目 | 説明 |
---|---|
Total | GUI総容量です。 |
Tex | テクスチャに用いられている画像の総容量です。 |
Comp | 圧縮テクスチャに用いられている画像の総容量です。 |
Text | テキスト描画テクスチャに用いられている画像の総容量です。 |
5. コンソール
Vket Cloudによりコンソールに出力されるメッセージです。
HeliScriptでエラーがある場合、こちらにエラーメッセージが表示されます。
同様のものをブラウザのデベロッパーツールのコンソールから確認することが可能です。
まとめ
ステータス表示は、快適なワールドを作るうえで必要な情報やHeliScriptのエラー情報について表示されています。各項目を理解し、ぜひ、遊びやすいワールド作りに役立ててください。
Vket Cloud について
ブラウザからアクセスできる“Webメタバース”を作成するサービスです。 Vket Cloudで制作された空間は、アプリレスでWebブラウザから簡単にアクセスできるため、プラットフォームの制限の中で限られたユーザーにだけでなく、インターネットに存在するすべてのユーザーに対してオープンなコンテンツ・サービスを届けることが可能です。
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