【Docker入門#1】 Windowsでの環境構築
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【Docker入門#2】Hello Worldアプリケーション作成
はじめに
この記事では、Windows環境でDockerを使えるようにするためのステップを丁寧に解説していきます。
初めての方でも安心して進められるよう、画像付きで紹介していきますね。
① Windowsターミナルのインストール
まずは、Windowsターミナルをインストールしましょう。
以下のリンクからMicrosoft Storeを開いてインストールできます。
👉 Microsoft Store – Windows Terminal
② Gitのインストール
次にGitをインストールします。
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公式サイトからインストーラをダウンロードして実行します。
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ライセンスに同意して「次へ」。
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コンポーネントの選択ではそのまま「次へ」。
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ブランチ名は「main」にしておくとGitHubと相性◎。
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認証補助には「Git Credential Manager Core」を選んでおくと便利です。
(2回目以降のログインが楽になります) -
最後にそのまま進めてインストール完了!
インストールが終わったら、Git Bashを開いて動作確認します。
git --version
# git version 2.32.0.windows.1
これでGitの準備はOKです!
③ WSL2の有効化
DockerをWindowsで快適に使うには、WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)を有効にする必要があります。
管理者モードでPowerShellを起動
Start-Process powershell.exe -Verb runas
必要な機能を有効化
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
再起動とLinuxカーネル更新
PCを再起動後、以下のリンクからカーネル更新パッケージをダウンロードしてインストールします。
デフォルトWSLバージョンの設定
wsl --set-default-version 2
Ubuntuのインストール
以下のリンクから「Ubuntu 20.04 LTS」をインストールします。
👉 Ubuntu 20.04 LTS – Microsoft Store
初回起動時には、ユーザー名とパスワードを設定します。
Enter new UNIX username: takuya-motoshima
New password:
Retype new password:
passwd: password updated successfully
これでWSL2の準備は完了です!
④ Dockerのインストール
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Docker公式サイトを開き、「Get started」からDocker Desktopのページへ。
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「Download for Windows」でインストーラをダウンロードします。
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ダウンロードしたインストーラを実行し、「Install required Windows components for WSL 2」にチェックがあることを確認して次へ。
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インストール完了後、Docker Desktopを起動。
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チュートリアルは「Skip」でスキップ。
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「Settings → Resources → WSL Integration」で「Ubuntu-20.04」にチェックを入れ、DockerをWSL上で使えるようにします。
これでDocker環境のセットアップは完了です!
⑤ Hello Worldコンテナを動かしてみよう!
さっそくDockerがちゃんと動いているか試してみましょう!
Ubuntu-20.04(WSL2)をWindows Terminalから起動します。
docker container run hello-world
すると、以下のようなメッセージが出力されます。
Hello from Docker!
This message shows that your installation appears to be working correctly.
...
このメッセージが出れば、Dockerはちゃんと動いています!
⑥ コンテナとイメージの確認・削除
イメージ一覧の確認
docker image ls
停止中のコンテナも含めて一覧表示
docker container ls -a
コンテナを削除
docker container rm <コンテナID>
イメージを削除
docker image rm <イメージID>
最後にクリーンアップしておくと、環境がスッキリします!
おわりに
これでDockerの環境構築はバッチリです!
次回は、実際にアプリを作ってDockerの基本操作に慣れていきましょう 🚀
👉 続きはこちら:【Docker入門#2】Hello Worldアプリケーション作成
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