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Microsoft copilot studioのカスタマイズをしてみる-【エンティティ】

2024/03/05に公開

やること

Microsoft copilot studioでのカスタマイズをしてみる
今回は、エンティティの機能を追加してみる

エンティティとは?

情報システムやデータベース管理システムにおけるデータの実体を指す一般的な概念です。
つまり、エンティティは現実世界の物体や概念などを表現するために使用されます。例えば、学生、教師、車、商品などがエンティティになり得ます。

具体的なエンティティは、それぞれの属性を持ちます。例えば、学生エンティティは「名前」、「学籍番号」、「学年」などの属性を持つ可能性があります。そして、これらの属性は、学生エンティティをより具体的に定義し、区別するための情報を提供します。

また、自然言語処理(NLP)の分野では、エンティティは文書内の特定の情報(人の名前、地名、組織名など)を指すことが多いです。この場合、エンティティ抽出(Entity Extraction)はテキストから特定のカテゴリのエンティティを識別し抽出するプロセスを指します。

前提

以下で作成したCopilotを使用する
https://zenn.dev/headwaters/articles/ed1176d7487c2a

事前構築済みのエンティティを確認

  1. 以前作成したCopilotを開く
  2. 「エンティティ」をクリック
  3. 事前構築済みのエンティティを確認
  4. 試しに「経過時間」をクリック
  5. 中身を確認
  6. 経過時間エンティティを使用して、Copilotが「19 歳です」が経過時間の種類の情報に関するものだと認識をする

カスタムエンティティを作成

  1. 「+新しいエンティティ」をクリック

  2. 「閉じているリスト」をクリック

  3. 以下の図のように入力し、「保存」をクリック
    ※精度検証した際に認識不可だった、項目を追加

https://zenn.dev/headwaters/articles/dfbcbc22e6c78a#検証内容

  1. copilotに「労働時間はa.m.9時からp.m.5時までですか?」と質問する
  2. 回答が得られたことを確認

↓カスタムエンティティを導入する前

スマートマッチング

各エンティティには、スマートマッチングという機能を有効にすることができます。

スマートマッチングは、ボットの言語理解モデルがサポートするインテリジェンスの一部です。
このオプションが有効になっていると、ボットはエンティティのリストアイテムに基づいて、ユーザーの入力をあいまいなロジックを用いて解釈します。

特に、ボットはスペルミスを自動的に修正し、マッチングロジックを意味的に拡張します。

ヘッドウォータース

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