Cursor × GitHub × Zenn/Qiitaで、学びを効率よく残す
はじめに
この記事では、AIアシスタント付きのエディタ CursorとGitHub Actionsを組み合わせて、「ZennとQiitaに効率よく・綺麗にアウトプットする方法」を紹介します。
「せっかく学んだのに、記憶に残らない…」
「いつかまとめようと思ってそのまま…」
そんな"もったいない"を解消するには、手間を最小限にしてアウトプットを習慣化する環境がカギです。
CursorとGitHub × Zenn/Qiitaの自動投稿を組み合わせれば、インプット直後の熱量で文章を書き、また公開するにあたって満足いく文章が公開できると思います。
この記事で得られること
✅ Cursorを使って効率的かつ綺麗にアウトプットを残す方法
「学んだことをアウトプットしたいけど、書くのが苦手……」
そんな方におすすめのワークフローです。
なぜCursorを使うのか?
Cursorは、VSCodeにそっくりな操作感のエディタに、AIアシスタントが標準搭載されたツールです。
業務的にはAIコードエディタとして、コーディングの生産性を上げるために使用されることがメインかと思います。
ただし、通常の文章校正やアウトプットの壁打ちなど、ブログ投稿フェーズの相棒としてもかなり便利です。たとえば、以下のようなことができます。
- 「この文章わかりにくい?」と聞いて改善案をもらう
- 「この記事の文章を読みやすくなるよう校正して」と依頼する
- 「Zenn用のfront-matter入れて」と頼む
など、まさに "執筆アシスタント" として使えます。
ChatGPTやClaudeと往復するのも良いのですが、Cursorを使うと、
- 記事の編集画面(Markdown)
- プレビュー画面
- AIチャット
- ターミナル
が1つの画面に収まっているので、効率的なアウトプットが可能となります。
以下は実際に使用している際のイメージです。
参考:Githubで記事を管理する方法
実は元々この「GithubによってZenn&Qiitaの記事を管理する方法」というテーマで、今回記事を書くつもりでした。
ただ調べていただくとわかるのですが、同様の解説記事がすでにたくさんあったので、ここでは参考になる記事を共有するのみにしたいと思います。
以下の記事でGitHubでの記事管理方法を網羅的に理解できますので、各種インストールや連携を進めてください。
- ZennとQiitaの記事をGitHubで管理する方法
- 自分のエディタで記事投稿ができる、Qiita CLIの正式版を公開しました!
- GitHubでZennとQiitaの記事を管理するテンプレート
- Zenn公式:GitHub連携
- Zenn CLIのインストール方法
Cursorでの記事執筆フロー
ここからは、Cursorで記事を書く流れを記載しますが、以下の前提で進めます。
✅ 「GitHubリポジトリを連携してローカルでZenn/Qiitaのコンテンツを管理できる状態のセットアップが完了している」
1. GitHubリポジトリをCursorで開く
まずはリポジトリを自分のPCにクローンします。
git clone https://github.com/あなたのユーザー名/記事用リポジトリ.git
次にCursorを起動して、クローンしたフォルダを開きます。
2. Markdownファイルを新規作成
articles/
フォルダの中に記事ファイルを作成します。
ファイル名は日付+タイトルがおすすめです。
my-learning-about-cursor-20250429.md
また、ファイルのfront-matterにはZenn投稿用のテンプレートが必要です。
このセッティングはAIに依頼しても良いと思います:
---
title: "CursorとGitHubで記事投稿を効率化した話"
emoji: "🧠"
type: "tech"
topics: ["cursor", "github", "zenn", "qiita"]
published: true
---
# Cursorとは?
(本文をここから書いていきます)
3. AIと一緒に仕上げる
AIを活用して、質の高い文章を効率的に仕上げます。
- 「この文章、冗長じゃない?」と聞く
- 「この見出し、もっとキャッチーにして」と頼む
- 「ZennとQiitaの違いというテーマブログのアジェンダを考えて」と構成案などを依頼する
参考のセクションでも紹介していますが、設定が完了していれば、記事を書いて git push
するだけで、ZennとQiitaに自動投稿ができます。GithubやZennを触る必要はありません。
ただし、画像の扱いのみ少し慣れが必要のようです。
注意:AIの使い方・使い所は考えよう
この業界ではよく言われていることですが、AIの使い方には慎重さが求められます。
個人の学習メモで多少のハルシネーション(事実誤認)が混ざるのはまだ許容できますが、学びのすべてをAI任せにしてしまうと、アウトプットの価値は大きく損なわれます。
目的によるかもしれませんが、学びのアウトプットという意味では本末転倒にならない使い方をしたいと思っています。
おすすめのAI活用法
私自身が実践している、学びブログにおけるCursor+AIのおすすめ活用法は以下の通りです。
- 記事の構成案を立ててもらう
- Markdownの初期テンプレートやFrontmatterを生成してもらう
- 誤字脱字や冗長な表現をチェックしてもらう
「思考」や「学び」は自分自身のものであるべきで、AIはあくまでそのアウトプットを"整える道具"として使うのが理想かと考えています。
まとめ
CursorとGitHubを組み合わせることで、以下のような効率的なアウトプット環境が実現できます。
- ローカルで集中して記事を書く
- AIの力を借りて質の高い文章に仕上げる
- GitHubにプッシュするだけで自動投稿
この環境を整えることで、学びを"きれいに"残し、より効果的な学習サイクルを実現できます。
このブログについても上の使い方でCursorを活用しながら書いています。
所要時間は30分程度でした。
よければみなさんもCursorを使って一緒に、"書く習慣"を楽しく続けていきましょう。
Discussion
とても勉強になりました。誠に有難うございます。
ありがとうございます!今日からこれで書きます!