【Microsoft AI Day Osaka】MVCから次世代AI駆動アーキテクチャMVAへ
はじめに
2024年4月16日(火)Microsoft AI Day Osakaに参加しました。
その際に、MVAについてのセクションがあったのでまとめます。
Microsoft AI Day Osakaの概要
MVCとは
M(モデル):計算処理、データ操作
V(ビュー):インターフェース
C(コントローラー):全体の制御
従来のアプリ設計の基本となるアーキテクチャ
MVCフレームワークの使用例:
Laravel、CakePHP、Ruby on Railsなど
メリット
- 同じ入力に対する結果が同じ
- 役割が分離したシンプルな構造
デメリット
- 想定外の対応ができない
- 新たなモデルを活用するルール定義が必要
MVAとは
M(モデル):計算処理、データ操作
V(ビュー):インターフェース
A(生成AI):抽象的な目的をタスクへの分解、タスクと実現手段の対応付け
利用者の要求に最適な手段をアプリが考えて処理する
メリット
- あらゆる想定をしたロジック定義が不要
- 新たなモデルに容易に対応
- 制御ロジックがシンプル
デメリット
- 同じ入力に対する処理が一意ではない
MVAの活用方法
MVAの活用方法として、セッションの中でAzure OpenAIのFunction callingについて紹介されていました。
Function callingとは、2023年6月13日にOpenAI社から発表された、呼び出すことのできる関数を教えておくことができるものです。
画像の内容を簡単に説明すると、
ユーザーの入力(プロンプト)から天気APIの実行に必要な「東京」「天気」という言葉を抜き出すことができ、抜き出した情報を使って人間のような言葉で東京の天気を返答してくれています。
その他このセッションでは以下のバーチャルエージェント、画像・映像、株式会社デンソーさんでの活用事例が紹介されていました。
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バーチャルエージェント
インターネット検索で品川のお店を探してくれたり、過去の会話の内容からお店を提案してくれたりしています。 -
画像・映像
ナイフを検知して警告を出してくれたり、PCを持ち上げることで落ちるかもというような警告を出してくれたりしています。 -
株式会社デンソー
https://youtu.be/A9zrXVLAhPs
まとめ
Microsoft AI Day OsakaではMVAについてのセッションがありました。
弊社、株式会社ヘッドウォータースでもMVAアーキテクチャを使用した開発を行っておりますのでぜひお声がけください。
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