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組織の中に潜む精神を病ませるタイプの人間について

2023/10/16に公開

最初に

組織に悪影響を及ぼす人間は何種類もいます。
仕事をしない人や嘘をつく人などですが今回は私が見た最もヤベェ人の話をさせていただきます。
その人のお話をさせていただくため、いくつかフェイクを混ぜてお話をします。

どんな人か?

1. 仕事が出来る

結構仕事ができて周辺からの信頼も厚い人間です。
ハードワークにもある程度耐えられますし、上司からの色々な依頼も受けて動いていたように思います。

2. 自己や自己組織に対する影響しか考えていない。

仕事を回すために自己や自己組織に対して良い影響を与えるために努力します。
ただ、このときに他者の影響についてはサイコパス的になくなってしまっています。
チーム内から見ると良い人ですが影響外の人には冷徹な判断を行っていたと思います。

3. 相手に付け入る、相手を思い通りに動かす

基本的に他組織の人間を傀儡にして操るという行為を実行します。
具体的には下記の手順にて相手を操ろうとします。

1. 心理的に相手の気持ちを理解していることを伝える
例えば、「過去に貴方の組織にいた」や「過去に貴方の上司の下についたことがあるが~」的な言葉を使い相手の気持ちを理解している理解者ということを伝えます。
「大変ですよね」という言葉と共に何点か組織や上司の具体的な問題点を上げて、相手の心の近くに自分が居ることを強調します。

2. 期待を伝える
最初に相手の気持ちに寄り添い、距離感が近づいたタイミングで期待を伝えられます。
「あの良くない組織を変えられるのは貴方だけです。私は貴方だけに期待しています」というお話です。
相手に自分の期待する部分を伝えて、自分の組織のパイプを相手の組織側に作成します。

何が良くないか?

ここまで聞くと結構いい人のようなイメージに見えてきます。
しかし、この罠にハマると下記の点で対象とされた人に良くない効果が出ます。

1. 自分の組織に対して不満を持つ

この主張を信じてしまうと、自信の組織に対する不満を持つことになります。
また、自分だけがこの理解をしているという認識となるため組織内でこの不満を発散しにくくなります。

2. 問題の相手とだけのコミュニケーションに依存しやすくなる

問題の組織とのコミュニケーションを取る場合に対象の相手だけを窓口にしやすくなります。
その結果、他のメンバーとのコミュニケーションが絞られてしまい対処できる方法が絞られます。

最終的にどうなるか?

彼と深く関わっていたメンバーは自信の組織を信じられなくなり悩みを抱えてしまいます。
これにプラスして、対象のメンバーからの頻繁な連絡や長時間のコミュニケーションにより自分のタスクすら処理できなくなり、最終的には精神を病みプロジェクトを離れることとなります。

回避方法は?

これは問題のあるコミュニケーションや行動に見えないと思われます。
また、この行動を制限することも非常に難しいため、問題の人物を外すというのが問題の回避方法になります。

ただ、そういった権限がない人も居ると思います。
1つ目は対象の人物を出来る限り避ける、リーダーの場合はメンバーと1対1でコミュニケーションを取らせない。
直接のコミュニケーションは自分だけに絞るなどの対策があります。

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