エンジニアが「事例で学ぶアセスメントとマネジメント―こころを考える臨床実践」を読んだ

はじめに

心理学にハマっていて、良書に出会えたので簡単にまとめてみる。
なお、この内容は本を読んだ感想になりますので、詳しくは下記を読んでみてください。

事例で学ぶアセスメントとマネジメント―こころを考える臨床実践
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全体の感想

人は常に動的な感情や考え方・環境の中に身をおいており、これらの状況をできる限り理解し患者に対して正しい道に導く努力をするこ
とこそが臨床の現場では求められているように感じた。
望まれていない現場で、正しいアセスメントを行い土壌改善を行い、望まれる結果を出すためにはどうすれば良いのかということを考え結果を出していくことを望まれている。

これは会社でも同様で、望まれている場合や望まれていない場合もある。
その中で、自分の居場所を構築しお客様に対して最大の価値を出すために努力するのが人として正しいものであろうと感じた。

本の内容

この本は、若手の臨床心理士が現場に入るところから始まる。
各現場では色々な力動が働いており、その臨床心理士が望まれていない場合もある。
その中で、1つの案件を依頼される、その案件に対して患者に対して面談を行い、その結果をマネージャー2名に相談するという流れで物語が進む。
面談は実際の現場で、2名への相談が答え合わせといった具合である。

読者も、患者と話しているときは「こんなものかな？」と思うのだが、マネージャーとの会話で新たな視点を齎される。
その結果、「あのときにこうしておけばよかったな」と感じるのです。

これは失敗の追体験にも似ており、非常に優良な本だと感じた。