Windowsコマンドで拡張子とソフトを関連付ける方法
概要
こちらの記事で紹介しているnupkgファイルは、Windowsの初期設定だと未登録の拡張子でした。
nupkgファイル自体はZIP形式のファイルであった為、Windows標準の圧縮・解凍機能[1]と関連付け(紐づけ)しました。
簡易な内容ですが、その方法を紹介します。
なお7-Zipなどの圧縮・解凍ツールを導入されている場合は、
拡張子を登録していなくとも右クリックのショートカットメニュー(コンテキストメニュー)等から、
解凍処理を呼び出せる為、この記事の作業は不要かと思います。
この記事のターゲット
- Windowsコマンドで未登録の拡張子をソフトウェアに関連付けしたい方
対応方法
作業前の状態 < クリックで折りたたみが開く >
-
画面(エクスプローラー)上で未登録状態である事を確認
アイコン表示により、どのソフトウェアにも関連づいていない事を確認。
関連付け前の拡張子「.nupkg」ファイル -
コマンド上で未登録状態である事を確認
未登録の拡張子「.nupkg」の関連付け(ファイルタイプ)の状態より、関連付けされていない事を確認。コピー用assoc .nupkg
コマンドプロンプトC:\WINDOWS\system32>assoc .nupkg 拡張子 .nupkg のファイルの関連付けが見つかりません C:\WINDOWS\system32>
-
関連付けするWindows標準の圧縮・解凍機能[1:1]の詳細情報
ファイルタイプ「CompressedFolder(Windows標準の圧縮・解凍機能[1:2])」の詳細情報を確認。コピー用ftype CompressedFolder
コマンドプロンプトC:\WINDOWS\system32>ftype CompressedFolder CompressedFolder=%SystemRoot%\Explorer.exe /idlist,%I,%L C:\WINDOWS\system32>
関連付けを設定する方法
-
未登録の拡張子「.nupkg」を関連付け
ファイルタイプ「CompressedFolder(Windows標準の圧縮・解凍機能[1:3])」に関連付けるコピー用assoc .nupkg=CompressedFolder
コマンドプロンプト(管理者権限)C:\WINDOWS\system32>assoc .nupkg=CompressedFolder .nupkg=CompressedFolder C:\WINDOWS\system32>
-
関連付けされた事を確認
-
画面(エクスプローラー)上で関連付けされた事を確認
アイコン表示により関連付けを確認。
関連付け後の拡張子「.nupkg」ファイル -
コマンド上で関連付けされた事を確認
コピー用assoc .nupkg
コマンドプロンプトC:\WINDOWS\system32>assoc .nupkg .nupkg=CompressedFolder C:\WINDOWS\system32>
-
切り戻し手順[関連付けを解除(削除)する方法]
-
登録済みの拡張子「.nupkg」の関連付けを解除
コピー用assoc .nupkg=
コマンドプロンプト(管理者権限)C:\WINDOWS\system32>assoc .nupkg= C:\WINDOWS\system32>
-
関連付けが解除された事を確認
コピー用assoc .nupkg
コマンドプロンプトC:\WINDOWS\system32>assoc .nupkg 拡張子 .nupkg のファイルの関連付けが見つかりません C:\WINDOWS\system32>
補足事項:PowerShell CLIでassocやftypeを実行する場合
PowerShellのCLIでは、「assocコマンド」や「ftypeコマンド」を直接実行した場合、
エラーが発生してしまいます。
PowerShell CLIで実行した際のエラー内容 < クリックで折りたたみが開く >
PS C:\WINDOWS\system32> assoc .nupkg=CompressedFolder
assoc : 用語 'assoc' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されませ
ん。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行してくだ
さい。
発生場所 行:1 文字:1
+ assoc .nupkg=CompressedFolder
+ ~~~~~
+ CategoryInfo : ObjectNotFound: (assoc:String) [], CommandNotFoundException
+ FullyQualifiedErrorId : CommandNotFoundException
PS C:\WINDOWS\system32>
PS C:\WINDOWS\system32> ftype CompressedFolder
ftype : 用語 'ftype' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されませ
ん。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行してくだ
さい。
発生場所 行:1 文字:1
+ ftype CompressedFolder
+ ~~~~~
+ CategoryInfo : ObjectNotFound: (ftype:String) [], CommandNotFoundException
+ FullyQualifiedErrorId : CommandNotFoundException
PS C:\WINDOWS\system32>
PowerShell CLIでの実行方法
PowerShellからコマンドプロンプトのコマンドを呼び出す際は、
先頭に「cmd /c 」をつける事でPowerShellでも実行が可能となります。
cmd /c assoc .nupkg=CompressedFolder
PS C:\WINDOWS\system32> cmd /c assoc .nupkg=CompressedFolder
.nupkg=CompressedFolder
PS C:\WINDOWS\system32>
cmd /c ftype CompressedFolder
PS C:\WINDOWS\system32> cmd /c ftype CompressedFolder
CompressedFolder=%SystemRoot%\Explorer.exe /idlist,%I,%L
PS C:\WINDOWS\system32>
参考記事
- Windowsコマンドプロンプトのコマンド「assoc」
https://windows.command-ref.com/cmd-assoc.html - Windowsコマンドプロンプトのコマンド「ftype」
https://windows.command-ref.com/cmd-ftype.html
まとめ
- レガシーなコマンドプロンプトのコマンドだが、「assocコマンド」で簡単に関連付けが可能
- PowerShell CLIで「aasocコマンド」を実行する場合は、先頭に「cmd /c 」をつける
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