「Happy Elements Advent Calendar 2023」 12月25日の記事です。
はじめに
Happy Elements株式会社（==カカリアスタジオ。以下、HEKKと表記します）のチーフエンジニアの草苅です。
長らく勤めさせていただきましたチーフエンジニアを年内いっぱいで退任し、新たに長谷川がチーフエンジニアに就任することになりましたので、その経緯などを書きたいと思います。
HEKKにおけるチーフエンジニアの役割
他社では CTO であったり、最近では VPoE を併設する場合も多くなってきているように思いますが、HEKKではチーフエンジニアという役職が人事、採用、技術選定の方針決定、共有ライブラリー、横断でのエンジニア交流などについて主に対応しています。
また、2019年からはチーフ補佐として1〜2人のエンジニアにチーフ関連業務を手伝っていただいています。
2021年の HEKKのエンジニア組織の紹介 という記事でも触れましたが、HEKKのエンジニアはできるだけ各アプリグループに所属いただくようにしているため、チーフエンジニア、チーフ補佐についてもいずれかのグループと兼任する形になっています。[1]
ひとことでいうなら『エンジニアのまとめ役』です。
チーフエンジニアを交代する理由
私自身、チーフエンジニアを長くやらせていただいたこともあり、エンジニア関連で自分が気になるようなところは継続対応してきており、ある程度安定した状態になっていると思っています。
ただ、ここから大きく良くしていくためにはまったく別の視点が大事だと思っており、それを実行していくためにはそれなりの権限も必要です。
そのため、良いタイミングでチーフエンジニアを交代できた方が良いだろうと以前から考えていました。
他にも優秀なエンジニアがいる中でなぜ長谷川なのかという部分については、長谷川は現在はインフラグループのリーダーですが、元々は子会社の Miniascape 採用で主にサーバー側のプログラムやインフラを担当していました。アプリ、インフラの双方に理解度が高いことはチーフエンジニアとしては大きなメリットだと思っています。
また、長谷川のキャラクター性としてテクノロジーへの探究心が強く幅広いことであったり、ある意味でのピュアさ誠実さみたいな部分も人選の後押しになりました。
そしてこれはおまけ的な要素かもしれませんが、世代交代という意味でも一定の価値があると思っており、現在43才の私から31才の長谷川に交代するということもポジティブな要素なのではないかと思っています。[2]
来年以降の体制
今年、チーフ補佐を担当いただいた長谷川が来年からチーフエンジニアに就任ということで、元チーフから老害的意見がない方がやりやすいだろうと思い、年明けから完全切り替えでまったく関わらない形が良いと思うと相談していたのですが、最終的に私はチーフ補佐として来年、他のチーフ補佐二人と共に、長谷川をサポートしていくことになりました。
ということで来年、長谷川の考えが最大限活かせるようにサポートしていきたいと思っています。
おわりに
チーフエンジニアの交代について書かせていただきました。
ゲーム作りにおいても組織作りにおいてもそうなのですが、どのようにしたら全体クオリティが高くなるかを考えて、そのために現担当がベストではなさそうなのであれば、いろいろな事情があったとしてもベストと思える人に最速で良いポジションに就いていただけるように動いていきたいと思っており、実際にそのように動いてきました。
来年からエンジニアの体制が変わり、HEKKのビジョンである『熱狂的に愛されるコンテンツをつくる』をさらに魅力的に実現できるようになっていくことを確信しています。
2024年も Happy Elements のつくるコンテンツ、ゲームにご期待ください！
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