HEKKのエンジニア組織の紹介
はじめに
Happy Elements株式会社(以下、HEKK)のチーフエンジニアのK.Kです。
この記事ではHEKKのエンジニア組織を紹介します。
はじめに、HEKKの現在の全従業員数は261人(12月10日現在)です。
一方でアプリ開発エンジニアの数は学生アルバイトを含めて38人、インフラエンジニアは4人の合計42人(エンジニア比率約16.8%)です。
この42人で以下の4タイトルと、その他進行中のプロジェクトの運用・開発を行っています。
アイコン | タイトル |
---|---|
メルクストーリア - 癒術士と鐘の音色 - | |
ラストピリオド - 巡りあう螺旋の物語 - | |
あんさんぶるスターズ!! | |
エリオスライジングヒーローズ |
HEKKのエンジニア組織
HEKKのエンジニア組織は以下の図の通り横断グループであるインフラグループと、各アプリによるアプリグループにわかれています。
また、インフラグループ以外のエンジニアは必ずいずれかのアプリグループに所属する決まりになっており、基盤開発グループや研究グループのような横断組織がないことが特徴です。これは会社のビジョンである『熱狂的に愛されるコンテンツをつくる』に取り組むために、会社の文化としてアプリに愛着をもってもらうことや当事者意識を大切にしているためです。
各グループには開発リーダーが1〜2人程度設定されています。
※概要説明のための図なので、実際にはグループ数、人数比率などはこの通りではありません。
そうは言っても、グループ横断で組織的に取り組みたいこともでてきます。
HEKKではチーフエンジニアとチーフ補佐という役割が設定されており、チーフエンジニア・チーフ補佐と各グループの開発リーダーが定期的にコミュニケーションを取ることで、横断組織をなくしながらもエンジニア組織全体で取り組みも実施しています。
例えば、全アプリグループ横断で使用する共有ライブラリーXは、運用アプリグループAのエンジニアOさんが開発し、新規アプリグループBとCのPさんとQさんがレビューするというような進め方をしています。
以下の図の通り、チーフエンジニア・チーフ補佐についてもいずれかのグループに所属しており、私も『あんさんぶるスターズ!!』グループに所属しています。
※概要説明のための図なので、実際にはグループ数、人数比率などはこの通りではありません。
HEKKのテクノロジースタック
クライアント | サーバー |
---|---|
HEKKではクライアント開発に Unity(C#) 、サーバーサイド開発に Ruby on Rails を全アプリ共通で利用しています。
基本的にはどちらに力を入れるかはそれぞれ考えていただきながらも、クライアント・サーバーどちらも対応していただきます。
その他のテクノロジースタックは以下の通りです。
用途 | 名称 |
---|---|
コミュニケーション | Slack, Kibela |
バージョン管理 | Git(GitHub) |
クラウド | Amazon Web Service |
アセット配信 | CloudFront, Amazon S3 |
ウェブサーバー | Nginx |
アプリケーションサーバー | Puma |
CI | Jenkins |
DB | Aurora |
DWH | BigQuery |
モニタリング・分析 | New Relic, Datadog |
エラーモニタリング | Bugsnag |
仮想化 | Docker |
エディタ | Rider(C#), RubyMine(Ruby) |
テクノロジースタックを見ていただくとわかる通り、可能な限りグローバルスタンダードなテクノロジーを使用することで世界のテクノロジー発展の恩恵を受けられるようにしています。
スタンダードなテクノロジーを使用して、インゲーム開発で独自性を出せることが理想的な開発組織の形と思っています。
エンジニア視点でのHEKKの特徴
エンジニア視点でのHEKKの特徴をざっとまとめてみます。
- 比較的少数で対応しているため一人一人の裁量が大きい
- いずれかのアプリグループに所属する(インフラグループ以外)ため、アプリ開発・運営に注力できる
- クライアント(Unity)、サーバー(Ruby on Rails)の両方を対応できる
- アプリグループに所属しながら、グループ横断利用のソフトウェア開発に携われる可能性がある
- 自社IPコンテンツでのゲーム開発ができる(他社IPコンテンツを利用していません)
- 京都で開発できる(オフィスは四条烏丸にあります)
また、2010年の創業当初から利用し続けている Ruby on Rails について、今後も継続的に使用するのか一度立ち止まって検討しても良いのではということで、来年に検討を実施する予定です。
この検討も横断組織がないなりに工夫してうまく進めていきたいと思っています。
おわりに
HEKKのエンジニア組織について紹介しました。
興味をもってくださったエンジニアの皆様、関西在住の方はもちろんのこと、Uターン、Jターン、Iターン、Oターン転職いずれも大歓迎ですのでよろしくお願いいたします。
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