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imgix が好き

2021/12/31に公開

突然ですが imgix が好きです。

Headless CMS から Rendering API のみの利用ですが[1]パラメーターを作成するウェブアプリ」「WYSIWYG エディターからパラメーターを指定するツール」を作るくらいに好きです。

以前にも「imgix Rendering API Showcase」スライドを作ったりしたのですが、せっかく Zenn を始めたのでその辺をもう少し書いてみようかと。

なお、今回は imgix を使った(個人ブログなどでの)画像の加工をとりとめもなく書いているだけです。画像の最適化(均一化)などの実用的な情報は以下の記事が詳しく解説されています。

どこが好き

ジョギングのメモを作っているのですが「写真はスマホでなんとなく撮影している」状態です。なので写真を利用するときに「ちょっとだけ修正したい」的なことが発生します。

そんなときに imgix がいろいろを手助けしてくれます。

また、今時は nuxt-image などがあるので意識することは少ないですが「1 枚の画像からクエリーパラメーターだけで複数サイズの画像を生成できる」点もありがたいです。

画像をちょっと調整したい

以下は「思っていた写真とちょっと違う」というときに使っているパラメーターを指定したときのサンプルです。

Automatic で良さげにする

Automatic は主に画像を圧縮したりフォーマットを環境にあわせて選択させることに使われますが、他にも enhance などがあります。

enhance は大雑把にいうと「画像を良さげにする」指定です。Rendering API には Adjustment などもありますがこれはこれで手間がかかります。

「ちょっと暗めの写真になってしまった」というときなどに enhance なら指定するだけで大体良さげな画像になります(個人の感想です)。

enhance 用の画像(オリジナル)オリジナル

enhance 用の画像(パラメーター指定)auto=enhance

enhance 用の画像(オリジナル)オリジナル

enhance 用の画像(オリジナル)auto=enhance

Rotation で傾きを修正する

読んで字のごとくですが「ちょっと傾いてしまった」というときに rot を使っています。以下はわかりやすく回転させています。

Rotation 用の画像オリジナル

Rotation 用の画像rot=340

Focal Point Crop で任意の位置を切り出す(ズームする)

ジョギングのメモでは写真を背景画像にしてテキストをかぶせているので「建物などが重なってテキストが読みにくい」といときがたまにあります。そんなときに利用しています[2]

これは手順がちょっとわかりにくいのですが、以下のような感じで指定します。

Size 指定で Fit modecropCrop Modefocalpoint にします(この時点で画像は変化しない)。

focalpoint 用の画像fit=crop&crop=focalpoint

Focal Point Zoom でズームします。

focalpoint 用の画像fit=crop&crop=focalpoint&fp-z=1.8

Focal Point X PositionFocal Point Y Position でズームする領域を変更します。

focalpoint 用の画像fit=crop&crop=focalpoint&fp-z=1.8&fp-x=0.68&fp-y=0.55

フィルター的に見た目を変更する

以下は「imgix だとこんなこともできるよ」というショーケース的なパラメーターの指定です。

「CSS で指定できる」項目もありますが、blur などは imgix 側で加工しておくと「転送量を減らせる」という利点もあります。

blur

blur 用の画像オリジナル

blur 用の画像blur=50

hue shift

blur 用の画像オリジナル

blur 用の画像hue=316

vibrance

vibrance 用の画像オリジナル

vibrance 用の画像vib=100

sepia tone

sepia tone 用の画像オリジナル

sepia tone 用の画像sepia=80

monochrome

monochrome 用の画像オリジナル

monochrome 用の画像monochrome=ff4a4a4a

duo tone

duo tone 用の画像オリジナル

duo tone 用の画像duotone=000080,FA8072&duotone-alpha=100

パラメーターを作るのは大変なのでは

クエリーパラメーターだけで画像を加工できるのが Rendering API の良さですが、写真ごとに手動でパラメーターを作るのはやはり大変です。

ImageURL Workbench

そんなときのために「ImageURL Workbench」を作成しました(宣伝)。

ImageURL Workbench でパラメーターを指定し画像をプレビューしているスクリーンショットImageURL Workbench

プレビューや画像サイズなどを確認しながらパラメーターを指定できます。

ImageURL Workbench で画像のプレビューやサイズを表示しているスクリーンショットプレビューとサイズ表示

ImageURL Workbench でパラメーターを指定している領域のスクリーンショットパラメーターを指定

レスポンス対応のタグを作るデモ

顔検出を利用したデモ

おわりに

写真ごとにクエリーパラメーターでポチポチ編集するのは手間ですが、ホビーでの利用ならそういうのも楽しみの 1 つなのかなと。

という感じで「やっぱり imgix が好き」を再確認した記事でした。

なお、この記事では写真の加工について書きましたが、imgix はスクリーンショットの加工でも便利に利用できたので別記事にその辺のことも書きました

脚注
  1. microCMSPrismic が画像バックエンドに imgix を利用しています。 ↩︎

  2. 似たようなことは Source Rectangle Region でもできます。 ↩︎

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