[UE5] ConohaVPSを使用してPerforceサーバーを立てる
はじめに
ノートPCとデスクトップPC間のデータやり取りに色々悩んでいたのですが、
月額500円払ってPerforceサーバーで管理するやり方が自分には一番あっていたので、
再度Perforceサーバー立てることになりました。
前回書いた記事の情報が断片的過ぎたのと、Zennには記事がないので今回書くことにしました。
事前情報
- TeraTermをインストール済み
- ConohaVPS ベーシックプラン契約(36ヶ月契約しているので、大体500円くらい)
※僕は1回使用したことがあるので3年契約していますが、
初めての人は短期契約にする(お値段は高くなる)など、
試用期間を設けることを強く推奨します!
レンタルサーバー選定について
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Wingサーバーの方がSSD要領が多かったので、Wingサーバーでも試してみましたが、
たぶんできないと思います。※su コマンドが使えないので断念
どうやらブログ系特化のように見えるので、VPSサーバーがいいのかなと思います。
Gameサーバーは試したことがありません。 -
何か月か様子見していい感じであれば、長期契約した方が料金は安くなるようです。
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UnrealEngine自体もPerforceにあげられたらよかったのですが、
SSD要領的に厳しいので、プロジェクトデータのみ想定です。
※UnrealEngineはGithubとも紐づけられているしいいか。となりました。
CentOSのセットアップ
//rootでログイン
//なんとなくアップデート
# yum update
//一般ユーザー作成
# adduser [USERNAME]
# passwd [USERNAME]
//Ctrl+Dでログアウト
//作成した一般ユーザーでログイン
$ su -
password:(rootパスワード)
//sudo使用可能に
# visudo
root ALL=(ALL) ALL <-と記載がある部分を見つける
この下に、
[USERNAME] ALL=(ALL) ALLと記載する
//ssh接続でrootログイン許可はセキュリティ上よくないので禁止にする
# vi /etc/ssh/sshd_config
PermitRootLogin no
に変更する ※先頭に#がついていたら削除
//sshdを再起動
systemctl restart sshd.service
Teratermと接続する
まずConohaコントロールパネルを開き、VPSサーバーにセキュリティグループを設定します。
「default」は残したまま、「IPv4v6-SSH」を追加します。
上記の設定が終わり次第、以下の公式サポートを参考に接続します。
公式サポート
Teraterm側で設定作業
前項で接続出来次第、設定作業を開始します。
$ mkdir.ssh
$ cd .ssh
//公開鍵を作成
//[ファイル名] : 公開鍵ファイル名
$ ssh-keygen -f [ファイル名] -t rsa -b 2048
//公開鍵転送
//[ファイル名] :先ほど生成した公開鍵ファイル名
//[USERNAME]:接続している一般ユーザー名
//[IPアドレス]:接続しているホストIPアドレス
$ ssh-copy-id -p 22 -i [ファイル名].pub [USERNAME]@[IPアドレス]
//ssh ○○で接続できるように、configファイルを作成
$ vi config
//エディタ開いたら以下のテンプレートを参考に編集
Host (適当サーバー名)
HostName [IPアドレス]
User [USERNAME]
IdentityFile ~/.ssh/[ファイル名] ※秘密鍵の指定なので.pubは必要ありません
Port 22 ※なくても大丈夫なはず
//ssh接続テスト
$ ssh (適当サーバー名)
//sshでパスワード認証をできなくする
$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config
//編集できるようになったら以下の3つの項目を同じように編集する
PasswordAuthentication no
kbdInteractiveAuthentication no
UsePAM yes
一旦ここまでです。
Perforceサーバーセットアップ
HelixCoreサーバー管理者ガイド
上記資料等を参考に進めていきます。
//公開鍵をインポート
$ sudo rpm --import https://package.perforce.com/perforce.pubkey
//Perforceリポジトリの設定
$ sudo vi /etc/yum.repos.d/perforce.repo
//以下をファイルに追加
[perforce]
name=Perforce
baseurl=http://package.perforce.com/yum/rhel/7/x86_64
enabled=1
gpgcheck=1
//インストール
$ sudo yum install helix-p4d
//perforceサーバーセットアップスクリプト実行
$ sudo /opt/perforce/sbin/configure-helix-p4d.sh
//基本的にデフォルトで問題ないが、以下の点は用途に合わせて変更する
//日本語使用予定ありの場合は、yesにする
Perforce Server unicode-mode(y/n)[n]:y
//スーパーユーザー名変えたい(デフォルトはsuper)なら変更する
Perforce super-user login[super]:hogehoge
サーバー関連は以上で終わりです。
P4Vインストール
クライアント設定画面のみ以下のように設定してください。
それ以外はデフォルトでOKです。
サーバー
ホストIPアドレス:1666
ユーザー名
とりあえずスーパーユーザー名
テキスト編集アプリケーション
お好みでテキスト編集アプリケーションを指定する
P4Vセットアップ
インストールしたp4vを起動する
最初にログインを求められると思いますが、サーバー指定は以下を参考にしてください。
ユーザーはスーパーユーザーで大丈夫です。
※ワークスペースの指定はいりません。
ssl:ホストIPアドレス:1666
以上まで対応した状態で接続してみてください。
接続できればOKです。
この際に$P4PORT周りのエラーが出る場合は、ファイアウォール設定を変更してみてください。
ファイアウォール設定変更
再度Teratermを接続し、以下のコマンドを実行してみてください。
//ファイアウォールにTCPポート1666を追加
$ sudo firewall-cmd --zone=public --add-port=1666/tcp --permanent
//ファイアウォール再読み込み
$ sudo firewall-cmd --reload
//追加されているか確認
//ports:1666/tcp があればOK
$ sudo firewall-cmd --list-all
最後に
長くなってきたので、一回ここで締めたいと思います。
ここまでやるとPerforceサーバにP4Vで接続はできますが、
バージョン管理として使うにはもうちょっと対応が必要です。
↓続編記事です。
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