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PlantUML Serverを仮想マシン上にセットアップする (Tomcatサーバー編)

2023/01/02に公開

昨日書いた、M1系CPUを採用したMacで、仮想マシン上に構築したPlantUML Serverを利用して、UMLを描画するの続きです。

昨日記事にしたやり方ではPlantUMLを利用するために、必ず仮想マシンを起動した後SSHでサーバーにアクセスし、起動コマンドを実施する必要がありました。

まぁ、PlantUMLを月に数回書くだけであればいいのですが、毎日書く・・・となると割とめんどくさいので、Tomcatをサーバーにセットアップし、PlantUML Serverをビルドしデプロイし、仮想サーバーを起動するだけでいつでも利用できるようにデプロイするまでをメモしようと思います。

注意

Digital Oceanのセットアップページにも記載のある通り、

原文) By default, Tomcat is configured to restrict access to the admin pages, unless the connection comes from the server itself. To access those pages with the users you just defined, you will need to edit config files for those pages.
和文) デフォルトでは、接続がサーバー自体からのものでない限り、Tomcat は管理ページへのアクセスを制限するように構成されています。 定義したばかりのユーザーでこれらのページにアクセスするには、それらのページの構成ファイルを編集する必要があります。

とありますので、この手順で構成すると、同じローカルネットワーク上にあるPCからTomcatの管理ページを閲覧できるようになります。

そのため確認が済み次第、IP制限を再設定しておくのが良い気がします。

手順

  1. 前回の記事を参考に、仮想マシンをセットアップする
  2. DigitalOceanの記事を参考に、Tomcat環境をセットアップする
  3. GitHubのPlantUML Serverのソースコードをクローンし、mvn package -Dapache-jsp.scope=compile する (Apache JSPがないと動作しなかったので、こちらでビルドします
  4. targetディレクトリ配下に plantuml.war ファイルができるので、そちらを/opt/tomcat/webapps/配下にコピーする
  5. ブラウザ上で、localhost:8080/plantumlにアクセスし、PlantUML Serverが表示されることを確認する

おわりに

Tomcatを利用することでお手軽にPlantUML環境を整えることができました。

正直Dockerを使うのが一番早いですが、面白いので試してみました。

もしお暇でしたら皆様も是非トライしてみてください。

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