M1系CPUを採用したMacで、仮想マシン上に構築したPlantUML Serverを利用して、UMLを描画する
最初にM1 を採用したMacbookが発表されてから、2年以上。
開発者の方も、M1系CPUを採用したMacbookでお仕事をされることが多くなってきたのではないでしょうか。
ここでは、UMLを書くときによく使うPlantUMLを、M1系 Macbookの上に構築した仮想マシンにセットアップし、ホスト側からアクセスして、UMLの描画を行うまでを説明します。
環境準備
UTMをインストール
まずは仮想化ソフトをDLしよう
まずは仮想化ソフトをDLしましょう。
何でも良いのですが、この記事では、UTMを利用します。
Mac App StoreからもDLできるのですが、今回は公式サイトからDLします。
DLが完了したら、DMGファイルをダブルクリックしてインストールしてください。
Guest OSをダウンロード
それでは、次に仮想化ソフト上で実行するGuest OSをダウンロードします。
M1系で動かすためには、arm64向けのバイナリが配布されているOSを利用することが必要です。
これを満たせば何でもいいのですが、ここでは Ubuntu Server for ARMを利用します。
Ubuntuをインストール
では、UTMを起動して、Ubuntuをインストールしてください
PlantUML環境のセットアップ
下記サイトを参考に、PlantUMLを設定してください。
設定後下記コマンドを実行することで、PlantUML Serverに設定されたPicoweb機能を有効にできます。
$ java -jar plantuml-nodot.1.2022.14.jar -picoweb
Port Forwardingの設定
下記を参考にPort Forwardingを設定してください。
No | 内容 | スクリーンショット |
---|---|---|
1 | 仮想マシンを右クリックして、設定を表示させる | |
2 | Networkタブを選択し、Network ModeをEmulated VLAN に変更する |
|
3 | Port Forwardの右隣のNewを押下して、8080ポートを許可するように変更する |
上記Port Forwardingの設定を行った後、仮想マシン上でPicoWebを起動させ、任意のエディタでlocalhost:8080
を参照させると下記のように、PlantUMLを描画することができます。
おわりに
このやり方以外にも、Dockerを使うことで同様の機能を実現できますが、Dockerを利用する場合ライセンス的にめんどくさいケースが有るので、記載しました。
初歩の初歩だと思うのですがハマってしまったので・・・
では。
Discussion