AppSheet で初めてのアプリ開発!
こんにちは、 Google Workspace / AppSheet の Specialist SalesをしているAmyです。
今日はGoogle Cloud Japan Advent Calendar 2023 (入門編)6日目、みなさまいかがお過ごしですか? 街のイルミネーションがきらびやかでウキウキしますね!
今年7月に AppSheet Core が Workspace のライセンスの機能に含まれるというビッグニュースがアナウンスされました!
今日の記事では、 せっかく使えるようになった AppSheet でアプリ開発をしたいけど、どんなアイデアをアプリにしたらいいんだろう・・・? という方に向けて入門的なアプリを作るプロセスを徹底解説します!!
*そもそも AppSheet とは? という方は、昨年のブログをご覧ください。
AppSheet でアプリを作る心構え
初めての AppSheet アプリ開発で覚えておいてほしい心構えが二つあります。
<その1>
そもそも AppSheet でアプリを作るって、どんなイメージをお持ちでしょうか?
AppSheet でアプリを作るときに、ベースとして想定してほしいのは、
ということです!
<その2>
加えて、 AppSheet でアプリを作るときに、初めから完璧を求めず、目的を叶えるのに最低限必要なところから始めてみましょう。
みなさんは、何から描きますか?
きっともみの木と、その上の星を描くのではないでしょうか?
それと同じで、この機能がなければ◯◯アプリと言えない! という最低限必要な機能をまずは考えてみましょう。
アイデアからアプリを作るステップ① 〜まずはアイデアを絞り込む〜
とはいえどんな業務がノーコードアプリに向いているのだろう?
と悩まれる方は、まずアイデアを絞り込みましょう。
以下の図をヒントに考えてみるのをお勧めします。
上記ヒントをもとに方向性が見えてきたら、対象の業務を整理してみましょう。
入力例)倉庫内の棚卸しアプリの場合
最低限必要な要件(ほしい機能)を洗い出しましょう。
アイデアからアプリを作るステップ② 〜アイデアをデータにおこしてみる〜
次にステップ①ででたアイデアをスプレッドシートにおこしてみましょう。
AppSheet でアプリを作成する際のデータのおこし方として、少しコツがあります。
- 最低限必要な項目の目安として、まずは6列におさめる
- 1行目は開けない
- 1行目に項目を起こす
※その際にA列はID列にする
(型番など、識別情報がある場合はそれを1列目に置く。ない場合は、AppSheetがデータに識別子を自動割り当てしてくれるので、そのための項目をあらかじめ作ってあげます。) - 2行目以下にサンプルのデータを入力する
※なるべくリアルに、4-5個程度入れるとAppSheet に取り込んだときに良いアプリが提案されます。
入力例)倉庫内棚卸しアプリの場合
ここまでは、みなさんも慣れた表計算ソフト(スプレッドシート)で表を作っただけですよね。
実はこの時点でAppsheetでのアプリ作成の手順は、ほとんど終了しているのです!
アイデアからアプリを作るステップ③ 〜AppSheet に読み込ませてみよう!〜
さあ、ここからは AppSheet の出番です!!
スプレッドシート>拡張機能> AppSheet >アプリを作成 の手順でAppSheet に読み込ませます。
なんと表を読み込ませるだけでアプリができました!すでに使えるアプリになっています!
AppSheetでアプリを作るのはスプレッドシートで表を作るのとほとんど同じ(くらい簡単)でしたよね?
あとはカスタマイズをして見た目を整えて使いやすくしましょう!
Amyの初めてのアプリ
ちなみに私はエンジニアやプログラミングのバックグラウンドはなく、文系出身で営業や営業事務などをずっと社会人経験で従事していました。
そんな私がAppSheetに出会い、
- スプレッドシートがあればできる
- スプレッドシートを読み込ませるだけ
という前情報で初めて作ったアプリがこちらです。
チームのみんなと親睦を深めるために、行ったことのある国を地図に入れてもらってみんなで見るアプリでした。
業務を助けるアイデアから、個人やチームのコミュニケーションを生むアプリまで、幅広く活用いただけます!
まずは会社全体で活用するアプリではなく、自分と自分のチームにとってすぐ役立つアプリ、そんなところから初めてみるのもおすすめです。
ぜひ色々チャレンジしてみてください!
まとめ
いかがでしょうか?
初めから完璧を目指さず、まずはできるところから始めてみましょう。
そして少しずつ改善して機能を増やしていく、という進め方がおすすめです。
AppSheet の概要や実際の操作画面の説明動画がありますので、合わせてこちらも参考にご覧くださいませ。
みなさまが楽しくアプリ開発体験ができるよう、心より願ってお届けします!
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