Claude Codeのコード品質劣化に対する暫定的対処法一覧(2025/07/30 有効打なし)
はじめに
ここ最近、Claude Codeによる自動生成コードの品質が明らかに低下していると感じています。
- バグの修正時に同じことを何度も繰り返すようになった(試行錯誤せず、同じことを押し付けようとする)
- ファイルの保存位置を勝手に変える(コンテキストをど忘れしている?)
- 自信満々に間違える(ハレーションの復活)
- 勝手に新しい機能を生やす
これは私個人の体感だけではなく、SNSやフォーラムでも似た報告が散見されるようになりました。
ここから先は、生成コードの品質を元に戻すために試した方法を列挙します。
1.0.24に戻したらうまくいく?
公式のフォーラムでは、1.0.24に戻したらうまく行くよ、という投稿がありました。
以下のコードが記載されていた戻し方です。
npm uninstall @anthropic-ai/claude-code
npm install @anthropic-ai/claude-code@1.0.24 -g
claude config set -g autoUpdaterStatus disabled
claude
ちなみにautoUpdaterStatus
については、1.0.24のときの属性名なので、こんなステータスないよ、とclaudeに言われた場合は、which claude
を実行して、本当はclaudeが参照されているか確認することをおすすめします。
以下のようなエラーが出る:
Error: Cannot set 'autoUpdaterStatus'. Only these keys can be modified: apiKeyHelper, installMethod, autoUpdates, theme, verbose, preferredNotifChannel, shiftEnterKeyBindingInstalled, editorMode, hasUsedBackslashReturn, supervisorMode, autoCompactEnabled, diffTool, env, tipsHistory, todoFeatureEnabled, messageIdleNotifThresholdMs, autoConnectIde, autoInstallIdeExtension, checkpointingEnabled
結果の体感:品質は改善されなかった
ただし、残念ながら、出力の品質にほとんど差はありませんでした。以下の4つは今の所出続けています。
- バグの修正時に同じことを何度も繰り返すようになった(試行錯誤せず、同じことを押し付けようとする)
- ファイルの保存位置を勝手に変える(コンテキストをど忘れしている?)
- 自信満々に間違える(ハレーションの復活)
- 勝手に新しい機能を生やす
おそらく、Claude Code本体のバージョンを1.0.24に戻したところで、内部のLLM側の参照は同じなのかと思います。(当たり前体操)
現状:今私がやっている対処法
現状では、複雑なタスクや分解しきれていないタスクはどう転んでも依頼できないので、以下の2パターンで依頼しています。
- 自分でタスクを分解しながら
こういうコードを書いてくれ、詳細設計はこのテキストを読んでくれ
みたいな形で進めて、つきっきりで修正 - 雑に投げて良ければ採用、だめならリジェクト
Copilotが出てきたあたりの由緒ただしきAIとの付き合い方に近く、ドライバーのポジションにいたAIをCopilotに引き下げたようなイメージです。
2025/8/20 注記:
以下にて、対策方法を考えています。もしよかったらこちらも見てください:
皆さんへのお願い
もし、これを読んでくださっている方で、試したことがあれば、失敗、成功を問わずコメントしていただけると大変助かります。
私も新たに試したことがあれば追記していきます。
ちらしの裏
個人的には、Anthropic社内でトークンの消費量が尋常ではないことへの対策が打たれ始めたのではと考えています。トークンの消費をほぼ無制限にやれることがClaude Codeの強みでしたが、それを制限された今、やはり前時代的なAIを助手席に座らせるやり方に戻ってしまったのではないでしょうか。
そもそも、無制限にやれること自体、どこかで必ず行き詰まると予測されていたので、それが1ヵ月で到達したのかもしれません。(正直10万だしてもいいから無制限にしてほしい)
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