GDG Tokyo Build with AI ハンズオン - 補足資料
こんにちは、GDG Tokyo Organizer の Naoya です。
2025 年 4 月 15 日開催に「GDG Tokyo - Python×Gemini 2.0 API ハンズオン〜Build with AI 〜」を開催しました。イベント後のアンケートにて、サービスへの接続方法を知りたいなどのリクエストがありましたので、こちらで回答させていただきます。
他の Build with AI のイベントの参加者の皆様や、Github で公開されているサンプルコードの実行される方の参考にもなればと思います。
Colab ノートブックを実行するための認証方法
認証方法は、主に以下の 2 種類があります。ノートブックによって必要とされる認証方法が異なりますので、ノートブックに合わせた認証方法を使用してください。設定方法については、個別の記事にまとめましたのでリンクを参照してください。
- Google AI Studio で作成した API Key を使用する方法 (設定方法)
- Vertex AI (課金設定済みの Google Cloud プロジェクト) を使用する方法 (設定方法)[1]
補足情報: Gemini のサンプルコード
今回のイベントで使用した教材以外にも多くのサンプルが、GitHub リポジトリ上で公開されています。どちらのリポジトリもアクティブに更新されており、Gemini の新機能や使い方を学ぶことができます。ただし、いずれもコンテンツは英語になります。
Google AI Studio を使用するサンプルコード
Google AI Studio を使用するサンプルコードは、上記のリポジトリに公開されています。認証設定はこちらを参照してください。
Google AI Studio は、Google Cloud の一部機能を簡単に試すことができるサービスです。制限はありますが Google Cloud の課金設定をしなくても、実行することができます。また、課金設定をすることで、rate limit (単位時間あたりに遅れるリクエスト数) などの制限が緩和されます。詳しくは公式ドキュメント を参照してください。
Vertex AI を使用するサンプルコード
Vertex AI を使用したサンプルコードは、こちらの Google Cloud の公式リポジトリに公開されています。設定方法はこちらを参照してください。
Gemini の基本的な使い方から、Vertex AI Search を使用するサンプルや、RAG・Grounding のサンプルなど、幅広いサンプルが公開されています。また、Vertex AI などを活用するためのヒントになりそうな、各リポジトリへのリンクがまとめられています。
Verted AI を使用するためには、Google Cloud で課金設定をすることが必須となります。今回のハンズオンのように GDG 主催のイベントの場合、バウチャーコードなどが提供されることが多いので、制限はありますが無料で試すことができます。
今回のハンズオンでは、このリポジトリの中のコンテンツを日本語訳したものを使用しました。
(番外編) Gemma のサンプルコード
Gemma は、 Google によって開発されている オープンソースモデルです。Gemini は API 経由での利用しかできませんが、Gemma はローカル環境で実行することができます。Colab のサンプルコードも以下のリポジトリに公開されているので、合わせて試してみてください。
Gemma のサンプルコードの実行には、Kaggle のアカウントが必要です。Kaggle のアカウントをお持ちでない方は、こちらから作成してください。
まとめ
以上、イベントでカバーすることができなかった認証方法の詳細と、関連するサンプルコードについてご紹介しました。ぜひ各自取り組んでいただき、今後開催される GDG Tokyo のレベルアップしたハンズオンにも参加していただければと思います。
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