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Google AI Studio の API Key を使用した Colab サンプルの実行方法

2025/04/19に公開

こんにちは、Naoya です。
2025 年 4 月 15 日開催に「GDG Tokyo - Python×Gemini 2.0 API ハンズオン〜Build with AI 〜」を開催しました。イベント後のアンケートにて、Google AI Studio での API Key の作成方法について質問がありましたので、こちらで回答させていただきます。
!注: 以下の情報は、2025 年 4 月 19 日時点の情報です。最新の情報は公式ドキュメントを参照してください。
!注: この記事は 筆者 (Naoya) の個人的なまとめであり、Google Cloud や Google Developer Group とは関係がありません。あらかじめご了承ください。

 Google AI Studio の API Key で実行できるサンプルGoogle AI Studio の API Key を使用するサンプルコードは、以下の GitHub リポジトリに公開されています。コンテンツは英語になります。
https://github.com/google-gemini/cookbook
筆者おすすめのコンテンツをいくつか紹介します。いずれもこの記事で紹介する認証方法で実行できます。

Intro to Gemini 2.0 Flash: Gemini 2.0 Flash の各種機能をライトに体験することができます。

2D spatial understanding with Gemini 2.0: Gemini を使用した画像内のオブジェクトの検索や、日本語と英語でのタグ付与など Gemini の多言語能力と画像入力の組み合わせなどを体験できます。Gemini 2.5 対応済み。

Video understanding with Gemini: Gemini を使用した動画の分析や、動画の要約などを体験できます。Gemini 2.5 対応済み。

 Google AI Studio の API Key を使用してサンプルを実行する方法ここからが本題の Google AI Studio での API Key の作成方法と、Colab ノートブックでの使用方法です。まず Google AI Studio で API Key を作成し、Colab ノートブックの Secret に登録するという流れになります。こちらのノートブック (Intro to Gemini 2.0 Flash)を例に手順を説明します。

 Step 1: Google AI Studio で API Key を作成この リンク をクリックして、Google AI Studio の「Dashboard > API Keys」ページにアクセスします。 Google AI Studio に初めてアクセスする場合は、Google アカウントでログインし、利用規約などに同意する必要があります。
「Create API Key」をクリックします。

紐付ける Google Cloud プロジェクトを選択します。初めて Google AI Studio を使用する場合は「Gemini API」というプロジェクトが自動的に作成されるようですので、そちらを選択してください。事前に請求書を既存のものと分けたい場合は、新しい請求先アカウントとプロジェクトを作成してください。

「既存のプロジェクトで API キーを作成」 (Create API Key in existing project) をクリックし、API キーを作成します。表示された API Key をメモしておきます。
作成に成功すると API キーの一覧が表示されます。課金が有効になっていない場合は、プランに「Free」と表示されるようです。無料で試したい場合は「Free」と表示されていることを確認してください。


 Step 2: 作成した API Key を Colab で使用 [1]
今回サンプルとして使用する Colab ノートブック[2] を開きます。ノートブックのコピーを作成してから実行することを推奨します。
「Secret」タブ (鍵アイコン) をクリックし、「+ 新しいシークレットを追加」をクリックします。
「名前」に GOOGLE_API_KEY と入力し、「値」に先ほど作成した API Key を入力します。
「ノートブックからのアクセス」を許可します。


ここからは、Colab ノートブックの実行していきます。
上から順番にセルを実行していきます ("Send text prompts" まで)。先ほどシークレットに登録した API Key は、userdata.get('GEMINI_API_KEY') で取得しています。
# Setup your API key // API Key の設定
from google.colab import userdata
GOOGLE_API_KEY = userdata.get('GOOGLE_API_KEY')

# Initialize SDK client // SDK クライアントの初期化
from google.genai import Client
client = Client(api_key=GOOGLE_API_KEY)

# Choose a model // モデルの選択
MODEL_ID = "gemini-2.0-flash"

# Send text prompts // テキストプロンプトの送信
from IPython.display import Markdown
response = client.models.generate_content(
    model=MODEL_ID,
    contents="太陽系で最も大きな惑星は何ですか？" # NOTE: プロンプトを日本語に修正しました。
)
Markdown(response.text) # 認証が成功していれば、ここで結果が表示されます。
API キーが正しく設定できていれば、"Send text prompts" のセルで以下のように結果が表示されます。


これで、Google AI Studio の API Key を使用して、Colab ノートブックから Gemini API を使用することができました。その後のセルも順次実行してみてください。

 まとめ以上、Google AI Studio を使用した API Key の作成方法と、Colab ノートブックでの使用方法についてはご紹介しました。今回紹介した手順は更新されることがあります。実行される際は、最新の公式ドキュメントを参照してください。

 参考リンクGemini API キーを取得する - Google AI for Developers
Gemini API の無料 API キーを取得する方法 - ものものテック

脚注
Gemini API: Authentication Quickstart - GitHub: google-gemini/cookbook ↩︎
GitHub https://github.com/google-gemini/cookbook/blob/55b346f9c7b843853982e28e95ce1b8c701e05e1/quickstarts/Get_started.ipynb ↩︎