週刊Cloudflare - 2024/07/21週
こんにちは!あさひです 🙋♂️
今週は AI 関連の更新が入ってますね。Wrangler も含め更新多めですね。
さっそく見ていきましょう 🙌
この記事の主旨
この記事を見てどんな変更があったかざっくりわかる、Cloudflare のサービスに興味を持ってもらいたいと思っているので変更点を網羅することを優先します。
2024/07/21 ~ 2024/07/27 の変更
Workers AI
Workers AI に以下の変更が入りました。Meta Llama 3.1 に対応したみたいですね。
Meta Llama 3.1 が Workers AI で利用可能に Workers AI が Meta Llama 3.1 に対応しました。
AI Gateway
AI Gateway に以下の変更が入りました。Google の Google Gemini モデルを Cloudflare のインフラ経由で迅速に利用することができそうです。
Google AI Studio プロバイダー 新しいプロバイダーとして Google AI Studio を追加しました。
Wrangler
Wrangler に以下の変更が入っています。
3.66.0
-
wrangler types
コマンドに実験的なフラグ--x-with-runtime
を導入しランタイムタイプ生成機能が追加されました。 - wrangler の設定とフラグに
--legacy-assets
を追加し、--assets
オプションに対する非推奨警告を表示する機能が導入されました。--assets
の設定キー/フラグの既存の動作は、8 月 15 日に変更されます。 - 新しい D1 インポート/エクスポート API フォーマットに合わせた更新。
-
wrangler login
コマンドのデバッグメッセージに RayID を追加する機能を導入。
3.67.0
-
wrangler
からconstellation
コマンドが削除されました。これにより、非推奨となっていたconstellation
機能が正式に廃止され、代わりに Workers AI への移行が推奨されるようになります。 - wrangler の cloudchamber 関連コマンドを使用する際、既存のスコープを置き換えるのではなく、クラウドチャンバースコープを既存のスコープに追加するよう改善
- wrangler ツールに wrangler.jsonc ファイルのサポートが追加。
wrangler dev --experimental-json-config
またはwrangler deploy --experimental-json-config
で利用可能。Pages プロジェクトに関しては未対応。 -
wrangler cloudchamber registries
に以下のサブコマンドが追加。wrangler cloudchamber registries list
wrangler cloudchamber registries remove <your registry>
- Miniflare の機能(AI、vectorize、cron)に関する警告が、Worker の起動ごとに繰り返し表示される問題を修正し、警告が起動時に 1 回のみ表示されるように変更されました。
3.67.1
- wrangler ツールに新しい
--experimental-assets
設定キーとフラグが追加。現状は非アクティブであり今後のアップデートで機能追加予定。 - 依存関係の更新。
miniflare@3.20240718.1
Stream
Stream に以下の変更が入りました。
New Live Webhooks for Error States
生放送でのさまざまなエラー条件(サポートされていないコーデック、不適切な GOP/キーフレーム間隔、クオータ枯渇など)に対するアラート(メールまたは Webhook 経由)を通知する新しいイベントを追加しました。通知を作成または編集する際には、live_input.errored に登録して新しいイベントタイプを受信できます。既存の通知サブスクリプションは自動的に変更されません。詳細については、Live Webhooks の受信方法を参照してください。
D1
TypeScript の run()API の型付けのバグを修正。クエリの結果行を返します。
-
stmt.run<T>(): D1Result
→stmt.run(): D1Response
Zaraz
Zaraz に以下の変更が入りました。
- Twitter と Instagram の埋め込みにサーバーサイドレンダリングをサポート。
- Google Analytics 4 管理コンポーネント: ドキュメントのタイトルとクライアント ID フィールドのカスタマイズを許可。
- Custom HTML 管理コンポーネント: カスタム HTML 内のスクリプトが実行順序を保持。
- Google Ads 管理コンポーネント: Google Analytics 4 インスタンスとのデータ連携を許可。
- TikTok 管理コンポーネント: 新しい TikTok Events API v2 を使用。
- Reddit 管理コンポーネント: カスタムイベントをサポート。
- Twitter 管理コンポーネント: イベント ID の設定、カスタムフィールドの使用、コンバージョントラッキングの改善をサポート。
- バグ修正
- クッキーの寿命はもはや 1 年を超えることができない。
- Zaraz Debugger UI は長い行の情報を提示する際に壊れない。
WAF
先週の週刊 Cloudlfareでも告知されていた修正が実際に適用されたようですね
筆者の感想
AI Gateway ってまだ Google AI Studio プロバイダーのサポートまだだったんですね。
てっきりもう使えるもんだと思ってました。
Workers AI では Llama3.1 のサポートですね。各社このへんはサポート競争みたいになってますね 😅
先週メール送信の Wokrers の話をしましたが MailChannels 使わないで試してみてるので代替案になりそうなら記事にしてみようと思います。
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